
DNSサーバーとは何か?
ネットを使うときに、「www.example.com」のような文字を入力してウェブサイトにアクセスしますよね。
でもコンピュータは文字ではなく、IPアドレスという数字の住所で通信しています。
DNSサーバーは、この文字の名前をIPアドレスに変換する役割を持っているんです。
たとえば「www.google.com」を入力すると、DNSサーバーがその名前に対応する数字の住所を教えてくれます。
これがなければ、パソコンは目的のサイトにどうやって行けばいいかわからなくなってしまうんですよ。
だからDNSサーバーはネット上の電話帳のような役割を果たしています。
DNSサーバーはインターネットに接続する際、パソコンやスマホが正しい相手と通信できるよう手助けするとても重要な存在なんです。
デフォルトゲートウェイとは何か?
次に、デフォルトゲートウェイについて説明します。
デフォルトゲートウェイは、家庭や会社のネットワークから外のインターネットにつながる「出口」のことを言います。
家の中にたくさんの機器がネットを使っていると、それぞれの機器は同じネットワーク内で通信はできますが、外の世界に出るには通る場所が1つに決まっています。
その場所が「デフォルトゲートウェイ」です。
たいていはルーターやモデムのIPアドレスが設定されていて、そこを通じて外のインターネットへアクセスします。
例えるなら、デフォルトゲートウェイは街の中の道路から高速道路に乗る入り口のようなもの。
そこを通らないと遠くに行けません。
パソコンもデフォルトゲートウェイを知らないと、家の中の通信はできても外のネットにはつながれません。
DNSサーバーとデフォルトゲートウェイの違いまとめ
この二つの違いをわかりやすく表にまとめると以下の通りです。
項目 | DNSサーバー | デフォルトゲートウェイ |
---|---|---|
役割 | ドメイン名をIPアドレスに変換する | ネットワークから外部へ通信を送る通路(ルーター) |
例え | 電話帳のような存在 | 出口(ゲート) |
場所 | 別のサーバー(ISPやGoogleなどが提供) | 自宅や会社のルーターやゲートウェイ機器 |
設定 | IPアドレスを指定して設定する | パソコンや機器のネットワーク設定に指定する |
重要性 | サイト名を正しく場所に変えるために必須 | 外部との通信経路として必須 |
つまり、DNSサーバーはウェブサイトの名前を数字に変換する役割、デフォルトゲートウェイはその数字の情報を使って外の世界にネット通信を送る役割という違いがあります。
どちらもインターネットを正しく使うために欠かせない仕組みです。
これらを知っておくとネットトラブルの時にも原因を考えやすくなりますよ。
ぜひ今回の解説を参考に覚えてみてください。
DNSサーバーについて話すとき、実は複数のDNSサーバーが協力して名前の解決を行っているって知ってましたか?たとえばGoogleのパブリックDNS(8.8.8.8)やCloudflareのDNS(1.1.1.1)など、よく使われる信頼性の高いDNSサーバーは世界中に存在します。これらは高速かつセキュリティ対策もされているので、インターネットが速く安全に利用できるよう助けてくれているんです。だからDNSサーバーの選択は意外と重要で、遅いDNSサーバーを使っているとネットが遅く感じることもあるんですよ!