
3Dモデルの拡張子とは?
3Dモデルをパソコンで扱うとき、「拡張子」という言葉をよく聞きます。拡張子とは、ファイル名の最後に付く「.obj」や「.fbx」のような文字です。これはファイルの種類を示すもので、3Dモデルのデータがどんな形式で保存されているかを教えてくれます。
3Dモデルの拡張子はたくさんありますが、それぞれが どんなデータの情報を含んでいるか、どんなソフトで使えるかが違います。つまり、拡張子が違うと同じ3Dモデルでも扱い方や使いやすさが変わってしまうのです。
代表的な3Dモデル拡張子の違いと特徴
ここでは特に知られている5つの拡張子について説明します。
拡張子 | 特徴 | 対応ソフト例 |
---|---|---|
.obj | シンプルな形状や頂点、テクスチャ情報を持つ。多くのソフトに対応しており、使いやすい。 | Maya、Blender、Unity、3ds Max |
.fbx | アニメーションやボーン情報も含められる高機能フォーマット。ゲーム開発で多用される。 | Unity、Unreal Engine、Maya、3ds Max |
.stl | 主に3Dプリンター向けのフォーマット。表面形状のみを保存し色やテクスチャは無い。 | Cura、Rhino、Fusion 360 |
.dae | Collada形式。複数の要素(形状、マテリアル、アニメーション)をXMLで記述。 | Blender、SketchUp、Unity |
.3ds | 昔からあるフォーマットで、形状やマテリアル情報を含むがサイズ制限や古さがある。 | 3ds Max、Blender(一部対応) |
この表からわかるように、たとえばアニメーションを扱いたいなら「.fbx」が便利ですし、3Dプリンター用なら「.stl」がよく使われます。
逆に「.obj」は扱いやすく多くの場面で重宝されるため、3Dモデルの初心者には特におすすめです。
拡張子の選び方と注意点
3Dモデルを使う目的によって、最適な拡張子は変わります。
例えば、ゲーム制作ならアニメーションやボーン情報を保存できるフォーマットが必要です。一方で、3Dプリントをするだけなら色や動きを含まないフォーマットの方が軽くて扱いやすいでしょう。
また、ソフトによっては対応している拡張子が限られている場合もあります。そのため、使う予定のソフトの対応拡張子を確認してからデータを準備することが重要です。
さらに、拡張子を変換すると情報が失われることもあるため、扱う内容に合わせて適切な形式を選びましょう。
まとめると、3Dモデルの拡張子は“使う目的”“使うソフト”“必要な情報の種類”によって選ぶべきものが違うということです。中学生でも理解できるように、まずは「.obj」と「.fbx」の違いを押さえておくと応用が効きます。
「.stl」という拡張子、3Dプリンターでよく使われるって知ってましたか?実はこの拡張子は色やテクスチャ情報を全く含みません。形の表面だけを記録するシンプルな形式なんです。だから3Dプリンタは色や模様を再現できないんですね。でもそのシンプルさが、3Dプリント用としてとても便利にしているんですよ。3Dモデルの使い方によって、こうした細かい違いを覚えるととても役立ちます。
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