
マイナンバーと利用者識別番号って何?基本の違いを理解しよう
まずは、マイナンバーと利用者識別番号がそれぞれ何なのかを知ることが大切です。
マイナンバーは、日本の住民一人ひとりに割り当てられる12桁の番号で、正式には「個人番号」と呼ばれます。これは国が社会保障や税、災害対策などで個人を正しく識別するために使う番号です。
一方、利用者識別番号は、主に電子申請を行う際に使う番号で、例えばマイナンバーカードを市役所や国のオンラインサービスで使うときに出てくる番号です。正式には法令で定められた番号ですが、用途は電子申請や手続きの際に本人を識別するために使用されます。
この2つの番号は混ざりやすいですが、それぞれ役割が違うことを覚えておきましょう。
具体的な違いを表で比較!番号の特徴をまとめてみた
ここでマイナンバーと利用者識別番号の特徴を、わかりやすく比較表にまとめました。
項目 | マイナンバー | 利用者識別番号 |
---|---|---|
番号の桁数 | 12桁 | 利用するサービスによって異なるが一般的に16桁など |
番号の使い道 | 社会保障、税、災害対策など国の管理用 | 電子申請やオンライン手続きでの本人認証用 |
取得方法 | 日本に住民登録したすべての人に自動交付 | オンライン申請やサービス利用時に発行 |
法的根拠 | マイナンバー法 | 各種法令や行政手続きの規定による |
このように数字の長さや使われる場面が違うため、混乱しないように注意しましょう。
どうして2つの番号が必要?それぞれの役割に重要な意味がある
なぜマイナンバーと利用者識別番号、2つも番号があるのか気になる人もいるでしょう。
マイナンバーは国が国民一人ずつを確実に把握するための番号です。様々な行政サービスを効率的かつ公正に行うために不可欠です。ただし、それだけではオンラインでの本人確認が簡単にならないため、利用者識別番号が使われます。
利用者識別番号はオンライン手続きの際、本人かどうかを確認するためのIDのようなもので、例えば確定申告の電子申請などで使います。
つまり、マイナンバーは「自分が誰か」を示す国の管理番号、利用者識別番号は「オンラインで手続きするあなた」を認証する番号なのです。
マイナンバーは一人ひとりに割り当てられる12桁の番号ですが、実はこの番号が持つ意味は想像以上に大きいんです。例えば、引っ越しをしても変わらないので、全国どこでも同じ番号で管理されます。そして、いろんな手続きで同じ番号を使うことで、公平で安全な社会を目指しています。つまり、マイナンバーは単なる数字以上に、私たちの生活と社会をつなぐ大事な役割を持っているんですよね。