
運転免許と運転免許証の基本的な違いについて
運転免許と運転免許証、どちらも運転に関する言葉ですが、実は意味が違う
まず、運転免許とは「道路交通法に基づいて、自動車などを運転することが許可された資格や許可そのものを指します。一方、運転免許証とはその運転免許を持っていることを証明するための身分証明書やカードのことを言います。
つまり、運転免許は運転するための「資格・許可」、運転免許証はその許可を証明するものということになります。
今回はこの二つの言葉の違いを具体的にわかりやすく説明していきます。
運転免許とは?
運転免許は「運転するための公式な許可」です。
道路交通法で定められていて、運転免許を持っていると初めて法律上、車などを運転してよいことになっています。
免許を取るためには教習所での講習や筆記・実技試験に合格する必要があります。
合格後、この運転免許という「権利」が与えられますが、その権利は運転免許証という形で発行されて初めて「証明」が手元に届きます。
運転免許は目に見えない許可の内容そのもので、実際には証明するものがなければ運転が認められません。
さらに運転免許には普通自動車免許や大型自動車免許、二輪免許など、種類に合わせた区分があります。
運転免許証とは?
運転免許証は、運転免許を持っていることを公式に示すカードや書類のことです。
日本ではプラスチック製のカード型が主流で、多くの情報が記載されています。
例えば、名前、生年月日、免許番号、免許の種類、有効期限、顔写真などが記載されていて、これを持っていることで運転免許があることが確認できます。
警察官の検問などで提示が求められるのは、実際に運転免許証の方です。
また、免許証には有効期限があり、定期的な更新が必要です。
免許証を持っていなければ、運転免許があっても運転ができないのと同じです。
つまり運転免許証は権利の証明書と覚えると分かりやすいでしょう。
運転免許と運転免許証の違いを表でまとめてみよう
ポイント | 運転免許 | 運転免許証 |
---|---|---|
意味 | 車やバイクを運転してよい権利・資格 | その権利を証明するカード・書類 |
形状 | 目に見えない「資格」 | プラスチックカードなどの有形物 |
役割 | 運転できる根拠 | 運転できることを示す証明 |
更新 | 免許自体は基本的に免許証の更新とセット | 有効期限内に更新手続きが必要 |
取得方法 | 試験に合格し許可を得る | 試験合格後に発行される |
まとめ
今回は、よく混同されがちな「運転免許」と「運転免許証」の違いについて説明しました。
運転免許は運転を許可する『資格・権利』、運転免許証はその資格を持っていることを証明する『身分証明書』です。
運転するときには必ず運転免許証を携帯しなければなりません。
言い換えれば、運転免許は見えないルールで、運転免許証はそれを証明する「カード」ということになります。
ぜひ正しい知識を持って安全なカーライフを送りましょう!
運転免許証の表面にある写真は、実は免許更新ごとに写真を撮り直しています。最近はデジタルカメラで撮影され、更新時の本人の顔を正確に反映できるんです。これにより、本人確認がより確実になっていますし、ちょっとした変化もすぐに分かります。だから、運転免許証の写真は思い出の一つとしても面白いですね!
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