
アオダモとシマトネリコって何?基本の特徴をチェック
アオダモとシマトネリコは、どちらも日本の庭園や街路樹でよく使われる樹木です。
アオダモは、モクセイ科の落葉樹で、丈夫で成長も早く、春には白い花が咲きます。
葉は楕円形で葉の裏が青みがかっていて、独特の美しい緑色が特徴的です。
シマトネリコ比較的温暖な場所を好み、剪定(せんてい)もしやすいので庭木や鉢植えにも人気です。
この二つは似たところもありますが、落葉か常緑か、葉の形や雰囲気などに違いがあります。
見た目の違い:葉の形や木の姿を比べてみよう
まず一番わかりやすい違いは「葉の形」です。
アオダモの葉は楕円形で、葉の表面はやや光沢があり、葉の裏が青白いのが特徴です。葉は単葉(ひとつひとつの葉が独立)です。
木の姿は程よく横に広がり、枝が太めで力強い印象があります。
一方、シマトネリコは羽状複葉で、細かい小葉(ひとつの葉の中にさらに細かく分かれた葉)がたくさんついています。
それにより、木全体が軽やかで風に揺れる様子が美しいです。
木の幹や枝は細めで柔らかな印象を与えます。
このように葉の形や木の雰囲気が大きく異なるので、見分けるポイントは葉の構造です。
育て方の違い:環境や手入れのポイントを解説
アオダモは日本の寒い冬にも耐えることができ、比較的どんな土でも育ちやすい強い木です。
日当たりが良い場所を好み、風通しの良い場所で育てると元気になります。
剪定は樹形を整える程度で良く、強い剪定には注意が必要です。
シマトネリコは暖かい気候を好み、冬の寒さに弱いので寒冷地では露地植えに適しません。
日当たりは良い場所を好みますが、夏の強い直射日光にも注意が必要です。
また、枝が細かく伸びやすいので、定期的な剪定で形を整えることが重要になります。
このように、育てる環境や手入れの方法にも違いがあるため、自分が育てる場所や目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
表で比べる!アオダモとシマトネリコの主な特徴まとめ
アオダモの葉は裏が青白いのが特徴と説明しましたが、この青白さは実は葉の裏側に白い毛(綿毛)が密生しているためです。この綿毛が葉を守り、乾燥から守る役割もあるんですよ。だから見た目の美しさだけでなく、自然の知恵が詰まっているんですね。庭でアオダモを見かけたら、ぜひ葉の裏もチェックしてみてください。意外な発見があるかもしれません!