
アルミ階段と鉄骨階段の基本的な違いとは?
階段を選ぶときによく目にするのが「アルミ階段」と「鉄骨階段」です。
これらは素材が違うだけでなく、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
まず、アルミ階段は軽くて錆びにくいという点が大きな特徴です。
一方で、鉄骨階段は鉄で作られているため、とても頑丈で耐久性が高いのが特徴になります。
つまり、軽さを重視するならアルミ階段、強度を重視するなら鉄骨階段と言えます。
アルミ階段のメリットとデメリット
アルミ階段の良いところはまず、軽量であることです。
持ち運びや施工がしやすいため、短時間で設置が可能です。
また、アルミは錆びにくく、湿気の多い場所や屋外でも長く使いやすい点も魅力です。
加えて、デザインの自由度も高いので、おしゃれな階段にもなります。
しかし、デメリットもあります。
アルミは鉄に比べて衝撃に弱く、強度はやや落ちます。
重い物を頻繁に運ぶ場合や人の出入りが激しい場所だと、少し心配になることもあります。
また、大きな階段の場合は補強が必要になることもあるので注意が必要です。
鉄骨階段のメリットとデメリット
鉄骨階段の最大のメリットは、何と言っても頑丈さと耐久性の高さです。
重い荷物を運ぶ工場やビルの階段など、強度が求められる場所でよく使われています。
また、たわみが少なく長期間にわたって安定した性能を発揮します。
さらに、鉄は加工もしやすく、大きな建物によく合います。
一方で、デメリットは重さと錆びやすい点です。
鉄はアルミに比べてかなり重いため、施工が大変で費用も高めになります。
また、錆びる可能性があるため、定期的なメンテナンスや塗装が必要です。
これが手間になる場合があります。
アルミ階段と鉄骨階段の比較表
どんな場所にどちらの階段が向いている?選び方のポイント
まず、軽さや設置のしやすさを重視するならアルミ階段がおすすめです。
たとえば、一般家庭の屋外やマンションの非常用階段などでよく使われています。
一方、耐久性や強度が絶対に必要な場合は鉄骨階段が向いています。
工場や大型のビル、商業施設など人の出入りが多い場所向けです。
また、建物の予算や将来のメンテナンスのしやすさも考慮しましょう。
頻繁にメンテナンスができるなら鉄骨階段も長く使えますが、手間をかけたくなければアルミ階段が向いています。
アルミ階段の特徴の一つに「錆びにくさ」がありますが、これはアルミニウムという金属の性質によるものです。アルミは空気中の酸素とすぐに反応して表面に薄い酸化被膜を作り、この膜が内部の金属を守るため錆びにくくなります。だから、海の近くや雨の多い場所でも安心して使えるのです。でも、鋼鉄のような強度はないため、場所に合わせた選び方が大切ですね。
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