
インターネット回線とネットワーク回線の違いとは?
インターネット回線とネットワーク回線は、名前が似ているため混同しやすいものですが、実は役割や意味が少し違います。
インターネット回線は、家庭や会社が世界中のインターネットに接続するための通信回線を指します。つまり、多くのコンピューターやスマートフォンがウェブサイトにアクセスしたり、メールを送ったり、動画を見たりできるようにするための回線です。
一方、ネットワーク回線はもっと広い意味で使われ、インターネットの有無にかかわらず、複数の機器をつなぐための通信回線全般を指します。例えば、学校や会社の中でパソコンとプリンターをつなぐための回線もネットワーク回線に含まれます。
このように、ネットワーク回線は内部や限定された環境の通信も含み、インターネット回線はネットワークの中でも特にインターネットに接続する回線のことを指しています。
インターネット回線の種類と特徴
インターネット回線には様々な種類があります。主なものを紹介します。
- 光回線(光ファイバー):高速で安定した通信が可能。動画視聴やオンラインゲームに最適。
- ADSL回線:電話線を使った回線で、光回線より遅いが広く使われていた。現在は光回線に置き換わりつつある。
- モバイル回線(4G・5G):スマホやポケットWi-Fiなど、無線でインターネットに接続できる回線。
- ケーブルテレビ回線:ケーブルテレビ用の回線を使ってインターネット接続をするもの。
どの回線もインターネットに接続するための手段ですが、速度や接続の安定性、使える場所などで違いがあります。
ネットワーク回線の範囲と利用例
ネットワーク回線はインターネット回線よりも範囲が広く、社内ネットワークや学校内のLAN(ローカルエリアネットワーク)も含みます。
例えば、会社の中でパソコン同士をつなぐためのイーサネットケーブルやWi-Fiもネットワーク回線です。
また、離れた場所にあるオフィス同士をつなぐためのVPN回線もネットワーク回線の一種です。
ネットワーク回線は単にインターネット接続だけでなく、限られた範囲内で情報をやり取りするために使われています。
インターネット回線とネットワーク回線を表で比較
項目 | インターネット回線 | ネットワーク回線 |
---|---|---|
意味 | インターネットに接続するための回線 | 複数の機器をつなぐ通信回線全般 |
主な用途 | ウェブ閲覧・メール・動画視聴などインターネット利用 | 社内ネットワーク接続・プリンター共有・VPNなど |
例 | 光回線・モバイル回線・ADSLなど | 有線LAN・Wi-Fi・VPN回線など |
範囲 | 広範囲(世界中のインターネット) | 狭い範囲(社内や家庭内など限定的) |
まとめ
ざっくり言うと、インターネット回線は世界中のネットにつなぐ回線、ネットワーク回線は機械同士の通信をする回線の総称です。
どちらも私たちの生活に欠かせない通信回線ですが、インターネットを使いたい場合はインターネット回線、社内や家の中など限られた範囲で繋ぐ場合はネットワーク回線という言い方を覚えておくと理解しやすくなります。
これから回線を選ぶ時や技術用語を聞いた時に、違いがはっきりわかるようになるでしょう。
実は「ネットワーク回線」という言葉にはかなり広い意味があります。例えば社内のパソコン同士をつなぐLANケーブルもネットワーク回線の一種。でも、普通はあまり意識せずに「インターネット回線」と表現しちゃうことが多いですよね。ネットワーク回線はインターネットに限らず色んな通信を含むので、ITの仕事をしている人にとっては重要な区別なんですよ。中学生でも、学校のWi-Fiや家庭のネット環境でこの違いを知っておくとパソコンやスマホの使い方がもっと面白くなるかもしれませんね!
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