
引き菓子と縁起物の違いって何?基本から知ろう
結婚式やお祝いの場でよく耳にする「引き菓子」と「縁起物」。この2つはよく似ているようで役割や意味、選び方が違います。引き菓子は、結婚式の参列者に配るお菓子のことです。感謝の気持ちを込めて贈られ、主に甘いお菓子が選ばれます。
一方縁起物は、名前の通り「縁が良くなるように」という願いを込めたアイテムで、結婚式の他にもさまざまな場面で使われます。例えば、長寿や商売繁盛を願って選ばれる品々が縁起物です。
このように、引き菓子はおもてなしのギフトとしての役割が強く、縁起物は幸せや運気を願う象徴的な意味合いが強いのが大きな違いです。中学生でもわかるくらいシンプルに言うと、引き菓子は「ありがとう」のお菓子、縁起物は「幸せを願うお守り的なもの」ですね。
次に、それぞれどんなシーンで選ばれて、どんな品が多いのかを見ていきましょう。
引き菓子の特徴と選び方
引き菓子は結婚式の最後、ゲストが帰るときに渡されることが多いお菓子です。ゲストに感謝を伝え、楽しい式の思い出として持ち帰ってもらうためのアイテムで、和菓子や洋菓子、クッキー、マドレーヌなど見た目や味のバリエーションが豊富です。
選び方のポイントは以下の通りです。
- 式のテーマや季節に合わせて選ぶ
- ゲストの好みや年齢層を考慮する
- 包装やパッケージにもこだわる
- 賞味期限が長すぎず短すぎないものを選ぶ
人気の引き菓子には「個包装されているもの」が多く、持ち帰りやすいことも重要です。また、結婚式のテーマカラーに合わせたラッピングや、感謝の言葉が添えられることもあります。
たとえば、抹茶味のフィナンシェや、フルーツ味のゼリーギフトなど、味と見た目の両方で喜んでもらえる品が定番です。
縁起物の意味と種類
縁起物は、その名前の通り「良い縁を結ぶ」「幸運を呼び込む」ために贈る品のことを指します。結婚式以外にも祝い事や新年の贈答品、お祭りなどで使われることがあります。
縁起物には具体的に以下のような種類があります。
- うさぎや鶴、亀などの長寿を象徴する動物の小物
- だるまや招き猫などの幸福や商売繁盛の象徴
- 紅白の梅や松竹梅モチーフの品
- 昆布や鰹節など、江戸時代から伝わる「よろこぶ」にかけた食材
また、縁起物は食品ではない場合も多く、陶器や布、木製など様々な素材で作られていることからも、引き菓子との違いが明確です。
縁起物を贈るときは「縁起がいい品で、縁を大切にする気持ちを伝える」ことが最大のポイント。結婚式では「これからも良いご縁が続きますように」という願いを込めて、小さな縁起物が添えられることもあります。
引き菓子と縁起物を表にまとめて比較
このように見てみると、両者は似ているようで使われ方や意味合いにかなり違いがあります。
まとめると、引き菓子は感謝を伝えるための「お菓子のプレゼント」。縁起物は「幸せや良縁を願う象徴的な贈り物」と覚えていただくとわかりやすいでしょう。
結婚式の準備をする人は、この違いを理解してゲストが笑顔になる品を用意してみてくださいね。
縁起物には食品以外のアイテムも多いのですが、意外と知られていないのが、その由来の深さです。例えば、昔から日本で縁起が良いとされる動物の小物や、紅白の色にこだわった品物は、日本の文化や歴史に根ざしています。だから、縁起物を選ぶ時は単なる飾りではなく、長い歴史と意味を感じながら選ぶと、より心がこもった贈り物になりますよ。縁起を担ぐって、ちょっと面白い日本の伝統ですね!
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