
アルカリ性食品と酸性食品って何?基本をわかりやすく解説
<私たちの食生活においてよく耳にする「アルカリ性食品」と「酸性食品」。これらの言葉はいったい何を指しているのでしょうか?
アルカリ性食品は、体内で分解された後に体液のpHをアルカリ性に近づける食品のことを言います。一方、酸性食品は、体内で分解された後に体液のpHを酸性に近づける食品のことです。
例えば、野菜や果物は多くがアルカリ性食品に分類され、肉や魚、加工品は酸性食品が多いです。
この違いは体の健康やバランスを保つうえでとても重要で、食べるものによって体内の環境が変わることを意味しています。
では、次に具体的な食品の分類と、なぜこの分類が大切なのかをお話ししましょう。
アルカリ性食品と酸性食品の具体的な違いと健康への影響
<アルカリ性食品は主に野菜や果物、豆類、海藻類などが該当します。これらの食品は消化されると体の中の酸性度を下げ、よりアルカリ性に傾ける働きがあります。
たとえば、ほうれん草やバナナ、アボカドなどが挙げられ、健康を維持するために重要なミネラル(カリウムやカルシウム)を多く含んでいます。
一方、酸性食品は、肉類、魚介類、加工された食品、チーズ、卵などが該当します。これらは体内で代謝されると酸性度を高める傾向があり、過剰に摂取すると血液が酸性側に偏るおそれがあります。
酸性に偏ると疲れやすくなったり、骨の健康に悪影響があったりすると言われています。
健康のためには、アルカリ性食品と酸性食品のバランスを考えた食事を心がけることが大切なのです。
アルカリ性食品と酸性食品の代表例とバランスのとり方
<カテゴリ | <アルカリ性食品の例 | <酸性食品の例 | <
---|---|---|
野菜・果物 | <ほうれん草、キャベツ、バナナ、アボカド | <基本的に少ない(例外あり) | <
肉・魚・卵 | <少ない | <牛肉、鶏肉、魚、卵 | <
乳製品 | <少ない | <チーズ、ヨーグルト | <
穀物・豆類 | <豆類(大豆など) | <白米、小麦製品 | <
<
バランスをとるためには、肉や魚などの酸性食品を多く食べる場合は、必ず野菜や果物を多く摂取することがポイント。たとえば、ステーキを食べるときには付け合わせにサラダや温野菜を入れると良いでしょう。
また、飲み物も意外と影響が大きく、ジュースやコーヒーは酸性なので、ミネラルウォーターやアルカリイオン水を意識的に飲むのもおすすめです。
普段の食生活を少し意識するだけで、体の中のpHバランスを整えて健康維持につながります。
「アルカリ性食品」と聞くと体の中をアルカリにするとても良い食品というイメージが強いですよね。実はこの分類は体液のpHに影響を与える“後味”のようなもの。例えば、レモンは酸っぱいですが、代謝後はアルカリ性に傾ける作用があります。だから酸っぱいからといって必ず酸性食品ではないんです。このことからも、食品の“酸っぱさ”だけで判断せず、正しい知識を持つことが大切なんですよ。
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