
乱視と弱視の違いとは?基本的な特徴を理解しよう
視力に関する言葉の中で「乱視」と「弱視」はよく聞くけれど、実際にはどのように違うのか分かりにくいですよね。
乱視は目の角膜や水晶体の形がゆがんでいるために、物がぼやけて見えたり、縦横で見え方が違ってしまう状態です。眼鏡やコンタクトレンズで矯正することができます。
一方、弱視は視力が十分に発達しないために視力が低い状態を指します。子どものうちにきちんと治療しないと治りにくいのが特徴です。
乱視は目の屈折の問題ですが、弱視は脳と目の協力が十分にできていないことによる問題である点が大きな違いです。
乱視の詳しい症状と原因、治療方法について
乱視は角膜の形が通常の丸い形ではなく、縦長や横長の楕円形に近い形をしているため、光が網膜に均一に届かず、ピントが合いにくくなります。
そのため、ものがぼやけたり二重に見えやすく、特に近くも遠くもはっきり見えにくいことが特徴です。
原因としては、遺伝的な要素もあれば、目のけがや病気によって起こることもあります。
治療はメガネやコンタクトレンズで矯正するのが一般的で、最近ではレーシックなどの手術で形を整える方法もあります。
しかし医師の診断を受けて適切な方法を選ぶことが大切です。
弱視の特徴と治療のポイント、早期発見が大事な理由
弱視は子どもの頃に視力が十分に育たず、脳がその目からの映像をうまく使えなくなってしまう状態です。
原因は片方の目だけ視力が悪い場合や両目とも視力が低い場合があります。斜視や強い近視・遠視、乱視が原因の場合もあります。
弱視の治療は早期発見・早期治療がとても重要で、6歳までのこどものうちに治療を始めると、視力が向上しやすいです。
治療方法は、悪い方の目を使う訓練や、良い方の目をふさいで視力を鍛える方法などがあります。
大人になると治療が難しくなるので、定期的な視力検査を受けることが大切です。
乱視と弱視の見え方や治療法の違いをまとめた表
項目 | 乱視 | 弱視 |
---|---|---|
原因 | 角膜や水晶体の形のゆがみ | 視力が発達しない、脳の視覚処理の問題 |
症状 | ものがぼやけて見える、縦横で見え方が違う | 視力が極端に低い、片目や両目の視力が悪い |
治療法 | メガネ・コンタクト・手術 | 早期訓練、目の訓練、眼帯療法 |
治療の難しさ | 年齢問わず治療可能 | 子どものうちに治療しないと難しい |
乱視と弱視はどちらも視力に影響を与えますが、原因や治療法がまったく異なるため、正しい理解と適切なケアが重要です。
気になる症状があれば眼科を受診し、専門家の診断を受けましょう。
「乱視」は目の角膜や水晶体の形のゆがみが原因ですが、その形のゆがみは意外と身近なものなんですよ。たとえば、コンタクトレンズを長時間つけていると、角膜の形が少し変わることもあって、そのせいで一時的に乱視気味になったりします。また、乱視は遺伝しやすいので、家族に乱視がいる場合は気をつけて眼科でチェックするのがおすすめですよ。おもしろいのは、乱視があると夜の光がにじんで見えることが多いので、夜の運転がちょっと大変という人もいるんです。そんな時は特別なメガネが役に立つこともありますよ!
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