
BSSIDとSSIDとは?Wi-Fiの基本を押さえよう
Wi-Fiを使うときに耳にするBSSID(ビーエスアイディー)とSSID(エスエスアイディー)。この2つは似たような言葉ですが、意味は全く違います。
まず、SSIDは「Wi-Fiの名前」です。私たちがスマホやパソコンでWi-Fiの一覧を見たときに表示される名前、それがSSIDです。家のWi-Fiなら「MyHomeWiFi」や「SSID_12345」など、誰でもわかりやすい名前で設定されています。
一方、BSSIDはWi-Fiを提供する機械(アクセスポイント)のIDです。これは16進数(0〜9とA〜Fで表される数字)で表される、ユニークな番号で、アクセスポイント1台1台に割り当てられています。普通のユーザーが直接見ることは少ないですが、Wi-Fiの電波を管理したり、通信のトラブルを解決するときに使われます。
つまり、SSIDは「グループ名やネットワーク名」、BSSIDは「そのWi-Fi機械の識別番号」と覚えておくとよいでしょう。
SSIDとBSSIDの違いを整理!表でわかりやすく比較
次に、SSIDとBSSIDの違いを表でまとめてみましょう。項目 SSID BSSID 意味 Wi-Fi(無線LAN)の名前・ネットワーク名 Wi-Fiアクセスポイント(機械)の識別子・固有ID 形式 文字列(例:MyHomeWiFi) 16進数のMACアドレス形式(例:00:1A:2B:3C:4D:5E) 使い方 Wi-Fiにつなぐときに表示される名前 機械を区別するために無線LANルーターなどで使う 特徴 複数の機械が同じSSIDを使うことができる 1つの機械に1つのBSSIDが割り当てられる
この表からわかるように、SSIDは人にわかりやすい名前、BSSIDは機械を識別する番号です。
例えば、大きなビルに複数のWi-Fiアクセスポイントが置かれていても、それぞれに違うBSSIDが付いていますが、SSIDは一つの名前でまとまっていることがあります。こうすると、利用者は1つのWi-Fiに繋いでいる感覚になります。
なぜSSIDとBSSIDが別々に存在するのか?その理由を探る
では、なぜSSIDとBSSIDは別々に存在しているのでしょうか?
Wi-Fiネットワークでは、多くの人が混雑した場所でも途切れずに使えるよう、多くのアクセスポイント(機械)が設置されています。
SSIDは利用者がわかりやすいように、ネットワークの名前を示します。つまり「このビルのWi-Fi」という大きなくくりの名前です。
一方、BSSIDは各アクセスポイント(アクセスポイント=ルーターや中継器など)を一意に識別し、どの機械から電波が来ているかを示す役割を持っています。
この仕組みがあることで、携帯やパソコンは近くにある一番強い電波(BSSID)を選び、接続先を切り替えながら、スムーズにネットが使えるのです。
つまり、SSIDは利用者向け、BSSIDは機械・システム向けの識別子ということが言えます。
まとめ:BSSIDとSSIDの違いを理解して快適なWi-Fi生活を!
今回はWi-Fiでよく聞くBSSIDとSSIDの違いについて解説しました。
SSIDはネットワーク名で私たちがWi-Fiにつなぐ際に見る名前、
BSSIDはアクセスポイント一台ごとの固有の識別番号(MACアドレス)であることがわかりました。
この違いを知ると、誰かとWi-Fiの話をするときも専門的な会話ができたり、トラブルシューティングがよりスムーズになるかもしれません。
ぜひこの知識を活用して、快適で安心なWi-Fi環境を手に入れてくださいね!
Wi-Fiの世界では、SSIDという名前はよく見かけるけど、BSSIDはあまり知られていませんよね。実はBSSIDは、Wi-Fiアクセスポイント1台1台の“顔”のようなもの。つまり、同じSSIDのネットワークでも、接続している機械が違うとBSSIDも変わるんです。例えば、ショッピングモールにあるWi-Fiは『Mall_WiFi』というSSIDでまとめられていますが、建物の各階にある複数のアクセスポイントはそれぞれ違うBSSIDを持っています。だからデバイスは、今いる場所に一番近くて強い電波のBSSIDを選んで接続するんですね。つまり、BSSIDを知ることは、Wi-Fiの裏側の秘密を知ることに近いんですよ。