
MACアドレスとSSIDって何?基本の違いを理解しよう
インターネットに接続するときによく聞く「MACアドレス」と「SSID」。
みなさんはこの2つの言葉にどんな違いがあるのか知っていますか?
MACアドレスは、パソコンやスマホなどの端末に付けられた唯一の識別番号です。
一方、SSIDは、Wi-Fiの電波の名前のことを指します。
簡単に言うと、物に例えるなら、MACアドレスは「家の住所」、SSIDは「家の表札」のようなものです。
次の章では、それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。
MACアドレスとは?パソコンやスマホの"個体識別番号"
MACアドレス(Media Access Control Address)は、
パソコンやスマートフォン、タブレットなどのネットワーク機器一つ一つに割り振られている固有の番号です。
これは世界中でかぶらないように決められていて、どの端末なのかを識別する役割があります。
例えば、Wi-Fiルーターや会社のネットワークで機器を管理するときに使われます。
MACアドレスは16進数の12桁の数字や英字で表され、以下のような形式です。
例:00-1A-2B-3C-4D-5E
この番号は端末に最初から割り当てられていて、通常ユーザーが簡単に変えることはできません。
SSIDとは?Wi-Fiの"名前"でつながるポイント
SSID(Service Set Identifier)は、
Wi-Fiの電波の「グループ名」や「ネットワーク名」のことです。
Wi-Fiを使うとき、スマホやパソコンにはたくさんのWi-Fi信号が表示されますよね。
その時に出てくる名前がSSIDです。
例えば、自宅のWi-FiのSSIDが「HomeWiFi123」だったら、その名前が周囲に電波を出しているネットワークの合図になります。
SSIDは好きな名前に変えることができ、複数のWi-Fiが近くにあってもSSIDが違うから区別できます。
つまり、SSIDは「どのWi-Fiに接続するか」を選ぶための目印なのです。
MACアドレスとSSIDの違いを分かりやすい表で比較
項目 | MACアドレス | SSID |
---|---|---|
役割 | 端末個別の識別番号 | Wi-Fiネットワークの名前 |
対象 | パソコンやスマホなど端末1台ずつ | Wi-Fiルーターやネットワークごと |
変更可能か? | 基本は変更不可 | 自由に変更可能 |
目的 | ネットワーク機器の特定、管理 | 利用者が接続先を見分けるため |
例 | 00-1A-2B-3C-4D-5E | MyHomeWiFi |
まとめ:初心者に覚えてほしいポイント
今回の説明を簡単にまとめると、
・MACアドレスは機器(端末)を特定するための固有の番号
・SSIDはWi-Fiの電波の名前で、何のネットワークかを伝えるもの
どちらもネットワークを使う上でとても大切な情報ですが、
役割も性質もまったく違うものです。
ぜひこの違いを覚えておいて、Wi-Fi環境をもっと便利に使いこなしてくださいね!
MACアドレスはパソコンやスマートフォンに最初からついている"指紋"みたいなものです。
実は、ネットワークの世界ではこのアドレスを使って端末の種類や製造元まで大体わかることもよくあります。
このおかげで、セキュリティを強化したり、不正アクセスを防ぐための仕組みに役立っています。
だけど、逆に言えば、この番号を知っている人が悪用すると情報を追跡されたりもするから、扱いはちょっと注意が必要なんですよ!
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