
オンデマンド授業と遠隔授業の基本的な違いとは?
オンライン学習が当たり前になってきた今、よく聞く用語に「オンデマンド授業」と「遠隔授業」があります。
しかし、この2つは似ているようで実は違うもの。
混同してしまう人も多いですが、まずは基本的な違いから理解しましょう。
オンデマンド授業とは、文字通り「頼んだ時に(オンデマンドで)見られる授業」のこと。
つまり、一度録画された授業動画や資料が用意されていて、自分の好きな時間にアクセスして学べる形態です。
時間や場所に縛られずに学べるのが大きな特徴です。
一方、遠隔授業(リモート授業)とは、教師と生徒がリアルタイムで離れた場所にいながら学習を進める授業のこと。
ZoomやTeamsなどのビデオ通話を使い、授業をライブ配信しながら双方向にやり取りができます。
そのため、みんなで同じタイミングで学ぶことができるのが特徴です。
具体的に違うポイントまとめ
このように、動画を後から好きな時に見るのがオンデマンド、
リアルタイムで先生やクラスメートとやり取りしながら学ぶのが遠隔授業と覚えるとわかりやすいでしょう。
オンデマンド授業と遠隔授業、それぞれのメリット・デメリットとは?
次は、両者がどんなメリットとデメリットを持っているのかまとめてみます。
オンデマンド授業のメリット
- 自分の好きな時間に勉強できるので生活リズムに合わせやすい
- わからないところは何度も繰り返し見られる
- 通信環境が多少悪くても問題なく視聴可能(動画のダウンロードなど)
- 一方通行なので質問がしにくい
- 自分で勉強時間を管理しないと進めにくい
- 孤独を感じやすくモチベーションの維持が難しいことがある
遠隔授業のメリット
- ライブでやり取りができるのでわからないことをその場で質問可能
- クラスの仲間と一緒に学べるので刺激を受けやすい
- 授業の時間が決まっているため、学習計画を立てやすい
- 決まった時間に参加しなければならない自由度の低さ
- 通信が途切れると授業に参加しづらくなる
- 長時間画面の前にいると疲れやすい
このように、オンデマンドと遠隔授業は、それぞれ違った特徴や強み・弱みを持っています。
自分の生活スタイルや学習の目的に合わせて使い分けることがポイントと言えるでしょう。
まとめ:使い分けで充実した学びを!
最後に今回のポイントを振り返ります。
オンデマンド授業と遠隔授業は、オンライン学習における2つの異なるスタイルです。
オンデマンドは、自分の好きな時間に視聴できる録画型学習。
遠隔授業は、リアルタイムで先生や仲間と交流しながら学ぶスタイル。
それぞれのメリット・デメリットから、自分がどちらを求めているのか考えて活用するのが良いでしょう。
例えば、忙しい人や復習したい人はオンデマンドが向いています。逆に、質問や対話を重視したい人は遠隔授業がピッタリです。
これらを上手に組み合わせて、より効率よく楽しく学んでいきましょう!
オンデマンド授業のポイントで面白いのは、録画された授業動画を何度でも好きなだけ繰り返し見られるところです。たとえば難しい数学の公式や英単語を確認したい時、巻き戻してじっくり復習できるのはとても助かりますよね。
でも注意が必要なのは、その反面で自分で勉強の進み具合を管理しなければならないこと。誰も待っていないからサボりやすく、モチベーションの維持が大変なんです。
だからこそオンデマンド授業は「自分で計画を立てて、継続する力が必要」という側面が面白いポイントです。単なる動画視聴じゃなくて、自分自身の勉強スキルも磨ける機会だったりしますね。
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