
取引手数料とは何か?
取引手数料とは、株式や投資信託などの金融商品を売買するときに証券会社などに支払うお金のことです。これは、取引を成立させるためのサービス料として発生します。たとえば、100万円分の株を買う場合、取引手数料がかかり、買った後や売るときにも別々に手数料がかかることが多いです。
取引手数料は、証券会社や取引の種類によって異なります。たいていは売買の金額や回数に応じて変わるものが多く、固定制の場合もあります。初心者が投資を始める際は、この手数料が全体のコストにどのくらい影響を与えるかを理解することが大切です。
また、最近は手数料が無料の証券会社も増えてきていますが、その場合でも別の支払い方法や条件があるので、きちんと確認しましょう。
買付手数料とは?
買付手数料は、特に投資信託(ファンド)を買うときにかかる手数料のことです。買付=資産を購入するその瞬間に発生する費用です。この手数料は、投資信託の販売会社に支払われ、購入金額の一定割合が一般的です。
たとえば、10万円分の投資信託を買うときに1%の買付手数料が設定されていれば、1,000円が手数料としてかかります。この費用は購入時に引かれてしまい、実際に投資に回る金額が少なくなります。
近年では買付手数料が無料(ノーロード)と呼ばれる投資信託も多く、コストを抑えたい投資家には人気があります。ただ、買付手数料があるタイプは、その分販売会社や運用会社の費用が回収されているとも言えます。
取引手数料と買付手数料の違いを表でまとめてみよう
項目 | 取引手数料 | 買付手数料 |
---|---|---|
対象商品 | 株式、ETF、債券などの売買 | 主に投資信託(ファンド)の購入 |
発生タイミング | 売買(買うとき・売るとき)のそれぞれ | 買うときだけ |
計算方法 | 約定代金に対する一定割合や固定額 | 購入金額の一定割合(%)が多い |
特徴 | 売買成立時にかかる総合的な手数料 | 投資信託の購入時にだけかかる専門的な手数料 |
まとめ:どちらも理解して賢く資産運用しよう
投資をする際には、取引手数料と買付手数料の違いをしっかり理解することが重要です。取引手数料は株やETFの売買全般に関わる費用で、買付手数料は主に投資信託の購入のときにかかるもの。
それぞれの手数料を知ることで、無駄なコストを避けて賢い運用ができます。
特に、初心者はコストの違いを知らずに損をしてしまうことも多いので、この記事を参考に手数料の仕組みを理解し、安全で効率よい投資を目指しましょう。
ところで「買付手数料」の中でも、ノーロード(買付手数料無料)の投資信託が増えているのをご存知ですか?
実は買付手数料がかからないと、その分だけ初めから多くのお金を投資に回せるので長い目でみるとリターンが大きくなる可能性があります。
しかし、手数料がない分、販売会社が別の方法で報酬を得ていることもあるので、一概に安い=良いとは言えないところも面白いですよね。
投資信託選びは手数料以外の運用内容もしっかり見ることが重要です!
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