
ビットマップ画像とラスター画像って何?
私たちがスマホやパソコンで見る画像にはいろんな種類がありますが、よく耳にする「ビットマップ画像」と「ラスター画像」は実はほとんど同じ意味なんです。
まず、ビットマップ画像とは、画像の情報を細かい点(ピクセル)で管理しているタイプの画像のことを言います。点が集まって全体の絵を作っているイメージですね。
そして「ラスター画像」も同じく、ピクセルから成り立つ画像のことを指し、実は「ビットマップ画像」とほぼ同じ意味で使われることが多いんです。
つまり、簡単に言うと「ビットマップ画像」と「ラスター画像」は同じものを指す名前が違うだけ、ということが多いんですよ。
それでは、どうしてこんなに似た言葉があるのか?さらに詳しく見ていきましょう!
ビットマップ画像とラスター画像の違いって?
「ビットマップ画像」と「ラスター画像」はほとんど同じ意味で、どちらもピクセルの集合でできた画像のことです。
ただし、言葉の使われ方に少し違いがあります。例えば、ビットマップ画像はWindowsのファイル形式「.bmp」などに使われることが多く、ファイルの拡張子としても知られています。
一方でラスター画像は、画像全般でピクセルベースのものを指す用語で、特定のファイル形式に限らず「ピクセルでできた全ての画像」を表す時に使われることが多いんです。
つまり、ビットマップ画像はラスター画像の一種であるとも言えます。
また、画像編集ソフトでは「ラスター画像」と「ベクター画像」という分け方をします。ラスター画像はピクセルでできているため、拡大すると画像がぼやけるという特徴があります。
この部分も理解すると、両者の使い分けがわかりやすくなりますよ。
ビットマップ(ラスター)画像とベクター画像の違いも知っておこう!
画像の世界では「ラスター(ビットマップ)画像」と「ベクター画像」という2つの大きなタイプがあります。
ビットマップやラスター画像は、細かい点(ピクセル)の並びで絵を作り、写真やイラストの色の微妙な変化を表現するのに向いています。
しかし、拡大すると画像がボヤけてしまうという欠点もあります。
一方、ベクター画像は点や線、図形の数式情報を使って絵を描くので、どれだけ大きくしても絵がぼやけません。ロゴやイラストなどに使われることが多いです。
ここで簡単に比較表を作ってみましょう。特徴 ラスター(ビットマップ)画像 ベクター画像 構成 ピクセル(点)の集合 数学的な線と図形 拡大時の画質 ぼやけることがある ぼやけない 用途 写真や自然な画像表現 ロゴやイラストなど ファイル形式例 JPEG, PNG, BMP SVG, AI, EPS
これを理解すると、「ビットマップ画像」「ラスター画像」がどんなものか、そしてそれがどんな特徴を持っているかがよくわかりますよね。
「ビットマップ画像」の話をするとき、実はその名前の由来が面白いんです。「ビットマップ」という言葉は、「ビット(情報の最小単位)」が「マップ(地図のように配置された)」になったという意味なんです。つまり、画像は小さな情報のかたまりが集まって全体の絵になっているということ。
昔からのコンピューター用語がそのまま画像の名前になり、それが今でも使われているのは少し不思議で楽しいですよね。
こうした言葉のルーツを知ると、ITの勉強ももっと面白くなりますよ。