
RESTとSOAPって何?まずは基本から理解しよう
インターネットを使って情報やサービスをやり取りするとき、RESTとSOAPという二つの方法がよく使われます。
簡単に言うと、RESTもSOAPもコンピュータ同士が会話をするためのルールや方法のことです。
例えば、あなたが友だちとメッセージを送りあう時の約束みたいなものです。
でもRESTとSOAPは、使い方や特徴がだいぶ違います。
この違いを理解すると、プログラムやウェブサービスがよりわかりやすくなりますよ。
RESTの特徴とメリットをわかりやすく解説
REST(レスト、Representational State Transfer)は、インターネットのウェブの仕組みを利用した通信方法です。
主にHTTPという世界中のウェブサイトが使うルールをそのまま使います。
RESTはとてもシンプル!例えば、ウェブのURLに「/users/123」と書くと、「123番のユーザーの情報を教えてね」という意味になります。
さらに、GETメソッドはデータを取る、POSTは新しいデータを作る、PUTはデータを更新する、DELETEはデータを消すなど、動作もわかりやすく決まっています。
だから、RESTは軽くて速い、そして扱いやすいというメリットがあります。
たくさんのウェブサービスやスマホアプリがRESTを利用しています。
プログラミングの初心者にも学びやすいですよ。
SOAPの特徴とごつごつした強みを解説
SOAP(ソープ、Simple Object Access Protocol)は、RESTよりも昔からある仕組みです。
こちらはメッセージの形やルールが細かく決まっています。
XMLという少し複雑な形式で情報をやり取りします。
SOAPは安全性や信頼性がとても高いことが特徴です。
金融機関や企業の大きなシステムでよく使われ、仕組みが整っているのでエラーが起きにくく、メッセージのやり取りも確実に行われます。
ただし使うのに工夫や準備が必要で、RESTに比べると難しく感じることも多いです。
また、メッセージが重いため、処理に時間がかかることもあります。
RESTとSOAPの違いを表でまとめて比べてみよう
ポイント | REST | SOAP |
---|---|---|
通信方法 | HTTPの標準メソッド(GET/POST/PUT/DELETE)を使う | XMLベースのメッセージを使う |
メッセージ形式 | 軽量(JSONやXMLなど選べる) | 重い(XMLのみ) |
扱いやすさ | シンプルで学びやすい | 複雑で準備が必要 |
安全性・信頼性 | 基本的なセキュリティはあるが弱い部分も | 高い(企業向けのセキュリティ機能あり) |
用途 | ウェブやアプリの一般的なAPIに多い | 銀行など厳しい信用が必要なシステムに使われる |
まとめ:どっちを使うべきか?
RESTとSOAPはどちらも便利な技術ですが、使う場面で選びましょう。
・開発を簡単にしたい、ウェブやスマホアプリのAPIにはRESTが向いています。
・厳しい安全性や信頼性が求められる大きな企業のシステムならSOAPのほうが安心です。
この違いがわかると、コンピューター同士のやり取りが見えてきて、プログラミングなどの勉強がもっと楽しくなりますよ。
ぜひRESTとSOAPの特徴を知って、自分に合ったサービス作りに役立ててくださいね!
今回はRESTとSOAPの違いについて話しましたが、実は"SOAP"って英語で"石鹸"の意味もあるんです。なぜIT用語に"SOAP"が付いたかというと、最初にXMLでメッセージをやり取りする簡単なプロトコルとして作られたから。「Simple Object Access Protocol」の頭文字を取ったんですね。
ちなみに、RESTはウェブの仕組みに合わせた軽い通信方法なので、今は多くのウェブサービスやアプリがRESTを使っています。でも大きな銀行や保険会社では、信頼性の高いSOAPが今でも活躍しているんですよ。面白いですね!
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