
マイナンバーカードと通知カードの基本的な違い
日本では、個人番号を知らせるために「通知カード」と「マイナンバーカード」という二つのカードが存在しています。
通知カードは2015年から全国民へ一斉に送付された、12桁のマイナンバー(個人番号)を知らせる紙製のカードです。写真は付いておらず、あくまで番号の通知が目的でした。
一方、マイナンバーカードはICチップが搭載され顔写真入りで、身分証明としても使えるプラスチック製のカードで、通知カードとは別に申請が必要です。
この二つは目的や使い方が違うので混同しやすいですが、役割を理解することが大切です。
通知カードの特徴と現在の使い方
通知カードはマイナンバーを知らせるために送られた紙製カードで、裏面にマイナンバーが記載されています。
しかし、通知カードは写真やICチップが無いため、本人確認書類としては使えません。
2015年に郵送されて以降、基本的に再発行はされていません。紛失や破損した場合は再発行できず、その場合はマイナンバーカードを申請して取得する形になります。
現在は通知カードは廃止され、役割はマイナンバーカードに集約されています。
マイナンバーカードの利便性と主な活用例
マイナンバーカードは、顔写真入りのICチップ付きカードで、本人確認に使えます。
例えば、行政サービスのオンライン申請、住民票の写しのコンビニ交付、マイナポイントの取得など、多くの場面で活用可能。
また、健康保険証としての利用や、運転免許証との一体化も進んでいます。
通知カードが単なる番号の通知であったのに対し、マイナンバーカードは多機能な身分証明書として大きく進化しました。
通知カードとマイナンバーカードの違いをまとめた表
項目 | 通知カード | マイナンバーカード |
---|---|---|
発行形態 | 紙製カード(郵送) | プラスチック製カード(申請制) |
写真の有無 | なし | あり |
ICチップ | なし | あり |
本人確認書類として | 不可 | 可能 |
使える主な機能 | マイナンバーの通知のみ | 各種行政サービス、身分証明、健康保険証など |
再発行 | 不可(紛失時はマイナンバーカード申請) | 可能 |
まとめ:なぜマイナンバーカードが重要なのか
いまの日本では通知カードは廃止され、マイナンバーカードへの移行が進んでいます。
マイナンバーカードは便利なだけでなく、行政のデジタル化を推進し、個人情報の安全な管理を助けるための重要なツール。
将来的にはより多くのサービスがカードを通じて利用できるようになるため、持っておくと様々な面で役立ちます。
まだ持っていない方は、ぜひ申請を検討してみてください。
「通知カード」って実は写真もICチップもなくて、単なる紙製のマイナンバー通知書なんですよ。だから本人確認書類としては使えず、紛失しても再発行できないんです。意外と知られていませんが、今はほとんど役割を終えていて、新しい便利なマイナンバーカードへの切り替えが進んでいます。昔は番号を知らせるだけのカードだったんだなあ、と思うと時代の変化を感じますよね。