
スライドマスターとデザインテンプレート、何が違うの?
プレゼンテーション作成の際によく耳にする"スライドマスター"と"デザインテンプレート"。名前は似ていますが、実は役割や使い方が大きく異なります。
スライドマスターは、スライドのレイアウトやフォント、色、配置など、プレゼンの基本的な見た目の土台を設定する機能のことです。つまり、スライド全体のデザインを統一するための裏側の仕組みといえます。
一方、デザインテンプレートは、あらかじめ用意されたデザインのセットで、スライドの外観を手軽に変えられるものです。背景の色やパターン、装飾などが含まれていて、選ぶだけで魅力的なプレゼンが簡単に作れます。
スライドマスターの特徴とメリット
スライドマスターは、プレゼンの見た目を根本的に管理する仕組みです。
例えば、全ページで同じタイトルの位置、同じフォントサイズ、同じロゴの配置を設定したいとき、スライドマスターでその設定を行えば、一括で適用できます。
メリットは、一度設定すれば手間なく全スライドに反映されるため、統一感のあるスライドが作りやすいこと。会社のロゴやブランドカラーを守る場合にも便利です。
逆に、細かい装飾や背景の変更はスライドマスターの範囲外なので、別途テンプレートや手動調整が必要です。
デザインテンプレートの特徴とメリット
デザインテンプレートは、完成されたデザインのセットでプレゼンを簡単に華やかに見せられることが魅力です。
背景、色、フォント、タイトルのスタイルなどが一括して組み合わさっていて、初心者でもすぐおしゃれなスライドを作れます。
多くのソフトには最初から複数のテンプレートが用意されており、選ぶだけで全体のスタイルが変わります。
ただし、テンプレートはデザイン重視なので、細かいレイアウトの調整や、一部だけのデザイン変化には対応しにくい場合があります。
スライドマスターとデザインテンプレートの違いまとめ
項目 | スライドマスター | デザインテンプレート |
---|---|---|
役割 | スライドの基本レイアウトや構造を管理 | 完成されたデザインパターンを提供 |
適用範囲 | 全スライドの統一レイアウトやフォント設定 | 背景や色、装飾の全体変更 |
使いやすさ | 少し設定が必要だが自由度が高い | ワンクリックで簡単に変更可能 |
メリット | 細かなレイアウト統一・ブランド管理に強い | 見た目をすぐに華やかにできる |
デメリット | 慣れが必要で初学者には難しい場合も | カスタマイズがやや難しい場合あり |
まとめ:どちらを使うべき?
プレゼンの目的や作り方によって使い分けるのがポイントです。
きっちりとブランドや構成を統一したいならスライドマスターでレイアウトを整えて、その上でデザインテンプレートを使うと効率よく見栄えよく仕上がります。
一方、簡単に見た目を変えたいだけなら、最初からデザインテンプレートだけ使うのもアリです。
どちらも使いこなせば、あなたのプレゼンがグッとプロっぽくなること間違いありません!
スライドマスターって、実はプレゼン作りの“秘密の裏方”なんですよね。全体のフォントや配置をまとめて管理できるので、例えば100枚のスライドがあっても、タイトルの文字サイズを変えたいときはスライドマスターで1回設定すれば全部変わっちゃうんです。かなり便利だけど、知らないと見た目に変化がないので使いこなすにはちょっと練習が必要。プレゼンの統一感を簡単に出せるのは、スライドマスターの大きな魅力ですね。