
データベースとは何か?
データベースとは、情報を整理して保存する場所のことです。例えば、学校の成績表や図書館の貸出記録は、たくさんの情報をわかりやすく管理する必要があります。そんなときに活躍するのがデータベースです。
データベースは紙のファイルやノートとは違い、コンピューターの中に保存されます。データベースを使うことで、必要な情報をすぐに探せたり、新しい情報を簡単に追加したりできます。
日常生活でよく使われるSNSやネットショップ、ゲームのデータ管理などもデータベースが使われています。つまり、データベースは情報の「倉庫」のような役割を持っています。
リレーショナルデータベースとは?
リレーショナルデータベースは、データを表(テーブル)の形で管理するデータベースの一種です。表には行と列があり、行は一つひとつのデータ(レコード)、列は項目(フィールド)を表します。
例えば、学校の生徒情報をリレーショナルデータベースで管理するときは、生徒の名前や年齢、住所を列にし、それぞれの生徒の情報を行として登録します。
リレーショナルデータベースの特徴は、複数の表の間で関係(リレーション)を作れることです。これにより、複雑な情報も簡単に管理・検索できます。たとえば、テストの得点表と生徒情報の表を関連づけて、ある生徒のテストの点数を簡単に調べることが可能です。
データベースとリレーショナルデータベースの違い
データベースは情報を保存する広い意味の言葉であり、リレーショナルデータベースはその中でも「表形式で情報を整理し、表同士の関係を扱う仕組み」を持ったものです。
データベースにはリレーショナル型のほかに、キーと値のペアで保存するキー・バリューストアや、ドキュメント形式で保存するドキュメント志向型など、さまざまな種類があります。
ここで違いをわかりやすくまとめた表をご覧ください。
項目 | データベース | リレーショナルデータベース |
---|---|---|
定義 | 情報を整理してコンピューターで保存・管理する仕組み全般 | 表(テーブル)を使って情報を管理し、表同士の関係を扱えるデータベースの一種 |
データの形 | テキスト、画像、音声、表形式など様々 | 表(テーブル)形式で厳密に構造化されている |
関係の扱い | 表形式に限らず自由 | 複数の表の関係(リレーション)をサポート |
主な用途 | 様々な情報管理 | 業務データ管理、金融、販売データなどの複雑なデータ管理 |
例 | ファイルシステム、NoSQLデータベースなど | MySQL、PostgreSQL、Oracle Databaseなど |
まとめ
今回話したように、「データベース」は情報を保存する仕組み全般を指し、その中の一つの種類が「リレーショナルデータベース」です。
リレーショナルデータベースは表形式で情報を整理し、複数の表を関連づけて扱えるため、多くの業務やアプリケーションで利用されています。
データベースの基本を知ることで、コンピューターで情報がどう管理されているのかが少し見えてきます。ITの世界にもっと興味が湧くかもしれませんね。
ぜひ、これを機にデータベースの世界に触れてみてください!
リレーショナルデータベースの特徴の一つに「リレーション」という言葉がありますが、これは英語の「relation(関係)」が語源です。例えば、学校のデータベースで生徒の情報と成績の表が別々にあっても、生徒IDを使って両方をつなげることができます。まさに家族のつながりや友達同士の関係のように、情報同士をつなげて整理できるのがポイントなんですよ。こうした仕組みがあるから、私たちは大量のデータから必要な情報を簡単に見つけられるんです!
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