
コロナウイルス感染症(COVID-19)とは何か?
コロナウイルス感染症、通称コロナは、2019年に発見されたウイルスによって引き起こされる病気です。主に咳やくしゃみを介して人から人へ感染する呼吸器の病気で、発熱や咳、喉の痛み、呼吸困難などの症状が現れます。世界中で流行し、2020年以降は多くの人々の健康と生活に大きな影響を与えています。
発熱が共通の症状の一つですが、コロナはウイルスによる感染症なので、感染力が強く、特定の予防策(マスク着用や手洗い、ワクチン接種)が重要です。
治療法は症状を和らげる対症療法が中心ですが、重症化すると入院や専門的な治療が必要になることもあります。
熱射病とは?夏に注意したい危険な症状
熱射病は、強い日差しの下や高温多湿の環境で体の温度調節がうまく働かなくなり、体温が40度以上に上がることによって起こる重篤な熱中症の一種です。主な原因は長時間の炎天下での活動や運動で、体から汗が蒸発しにくくなることで熱がこもってしまいます。
症状はめまい、頭痛、吐き気、意識障害などがあり、場合によっては命に関わることもあるため、すぐに涼しい場所に移動し、体を冷やすことが必要です。
熱射病はウイルス感染とは異なり、環境による体温調節の障害なので、感染症の予防とは違った注意が必要です。
コロナと熱射病の主な違いをまとめてみよう
では、コロナと熱射病の大きな違いをわかりやすく表にまとめてみました。
項目 | コロナ | 熱射病 |
---|---|---|
原因 | 新型コロナウイルスの感染 | 高温多湿の環境での体温調節障害 |
主な症状 | 発熱、咳、喉の痛み、息苦しさ | 高熱、めまい、頭痛、意識障害 |
感染の有無 | 人から人への感染あり | 感染性なし |
予防方法 | マスク着用、手洗い、ワクチン接種 | 適切な水分補給、涼しい場所での休息 |
治療 | 抗ウイルス薬や対症療法 | 体を冷やす応急処置と医療機関の対応 |
表を見るとわかるように、コロナはウイルス感染症であるのに対し、熱射病は環境による体温調節の問題によるものです。どちらも発熱が共通していますが、治療や予防法が全く違いますので注意が必要です。
症状が似ていても、原因を正しく理解し適切な対策を行うことが大切です。
コロナと熱射病の違いで面白いのは、どちらも“熱”が関係しているけど原因はまったく違うことです。
コロナはウイルスが体の中で悪さをして発熱や咳が出る一方、熱射病は体外の暑さで体温が異常に上がってしまう状態です。
日常で熱を感じたら両方の可能性を考えて、頭痛だけでなく、暑さや感染のリスクもチェックするといいですね。
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