
インビザラインとエミニナル矯正の基本的な違い
歯を整える矯正治療として人気のあるインビザラインとエミニナル矯正ですが、その特徴や治療の仕組みはそれぞれ違います。
インビザラインは透明なマウスピース型の矯正装置を使う方法で、目立たずに歯並びを治すことができるのが魅力です。治療中も取り外しが可能で、お口の中を清潔に保ちやすいというメリットがあります。
一方、エミニナル矯正は本来の名称がエミニナルという矯正装置メーカーの名前ですが、一般的には「部分的な矯正」や「シンプルで短期間の矯正」として知られていることが多いです。少しだけ気になる歯の調整や前歯の微調整を比較的短期間で進めることに重点を置いた治療法です。
治療期間や費用の違い
インビザラインとエミニナル矯正のもう一つの大きな違いは、治療期間や費用面です。
インビザラインは全体の歯並びをしっかり矯正するため、通常1年から2年ほどの治療期間がかかります。費用は、歯並びの状態によって異なりますが、一般的には70万円〜100万円程になる場合が多いです。
それに対してエミニナル矯正は、一部分の歯列を整えるため、数か月~半年程度で終わることが多く、費用も比較的安く10万円〜30万円程度で済む場合があります。
つまり、治療範囲や期間、費用の面で大きな差があるので、自分の歯の状態や希望に合わせて選択することが大切です。
装置の特徴と日常生活への影響
装置の付け心地や見た目、生活への影響も2つの矯正法では違います。
インビザラインは透明のマウスピースで、見た目がほとんど目立ちません。食事や歯磨きの際に簡単に取り外しできるので、普段通りの生活がしやすいのも人気の理由です。ただし、1日20~22時間の装着が必要で、自己管理がとても大切です。
エミニナル矯正の場合、ワイヤー矯正や部分的な装置が多いので、歯に装置がついている時間が長く、外せないタイプが多いです。そのため、食事や歯磨きの際に注意が必要で、食べ物が装置に詰まってしまうこともあります。見た目もワイヤーが見える場合が多く、気にする人もいます。
どんな人に向いているか?選び方のポイント
結局どちらを選べば良いのか悩む方も多いでしょう。
インビザラインは、目立たずに全体をしっかり矯正したい人や、生活スタイルにあわせて装置を外せる方におすすめです。また、長期間でも無理なく続けられる意志の強い人に向いています。
対して、エミニナル矯正は、部分的に気になる歯の矯正を短期間で終わらせたい人や、費用を抑えたい人に適しています。気になる部分が少なく、短期集中での矯正を希望する場合におすすめです。
以下の表で簡単に比較してみましょう。
ポイント | インビザライン | エミニナル矯正 |
---|---|---|
装置の種類 | 透明マウスピース | ワイヤーや部分矯正装置 |
見た目 | ほぼ目立たない | ワイヤーが見えることが多い |
治療期間 | 1~2年程度 | 数か月~半年 |
費用 | 70万円~100万円 | 10万円~30万円 |
取り外し | 可能(自己管理必須) | 基本的に不可 |
向いている人 | 全体矯正したい人 | 部分的に直したい人 |
まとめ
インビザラインとエミニナル矯正は、矯正方法や装置、費用・期間などに違いがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分の歯の状態や生活スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。
矯正は長い期間かかることもあるので、納得して続けられる方法を見つけてくださいね。
歯医者さんとよく相談しながら、自分にピッタリの矯正法を選びましょう。
実はインビザラインの透明マウスピース、使われている素材はとても特殊で、生きているうちに歯に少しずつ力をかけて動かすために、柔らかすぎず硬すぎず絶妙な硬さになっています。
この素材のおかげで、装着中の違和感も少なく、しかも目立ちにくい形状が保てるんです。
一方エミニナル矯正の装置はワイヤーを使うことが多く、素材の硬さも力のかかり方も全然違うので、この違いが装着感や治療の仕組みに大きく影響していますよ。