
ブラケット矯正とワイヤー矯正って何?基本を理解しよう
歯並びを整えるための方法として、ブラケット矯正とワイヤー矯正という言葉をよく耳にします。実はこの二つはとても関連性が深いのですが、混同されやすい部分でもあります。
簡単にいうと、ブラケット矯正は実際に歯に取り付ける小さな装置(ブラケット)を使う矯正方法で、ワイヤー矯正はそのブラケットにワイヤーを通して歯を動かす矯正のことを指します。つまり、ブラケットとワイヤーはセットで使われることが多く、両方を使った矯正を『ブラケットワイヤー矯正』とも言います。
でもなぜ区別されるのか、またどんな特徴があるのか、詳しく解説していきますね。
ブラケット矯正とワイヤー矯正の大きな違いとは?注目ポイントを比較
まず、両者の違いをわかりやすくまとめると以下の表のようになります。
項目 | ブラケット矯正 | ワイヤー矯正 |
---|---|---|
意味 | 歯に直接取り付ける小さな装置(ブラケット) | ブラケットに通して使う金属製や特殊素材のワイヤー |
役割 | 歯の表面に固定してワイヤーを支える | ワイヤーの力で歯を動かす |
装着位置 | 歯の表面や裏側に装着 | ブラケットに通して歯を引っ張る |
見た目 | 目立つが透明タイプもある | 細いものから目立ちにくい素材もあり |
つまり、ブラケットとワイヤーは分かれている名前ですが、一緒に使うことで歯を少しずつ正しい位置に動かすのが基本です。ブラケットだけ、ワイヤーだけで矯正は難しいです。
それでは実際の治療の流れや痛み、費用面などどんな違いがあるのかも見てみましょう。
治療過程・痛み・費用の違いを詳しく解説!どちらが向いている?
治療期間は、ブラケットとワイヤーを組み合わせて行うことが多く、一般的に1年〜3年ほどかかります。
痛みについては、装置をつけた初期やワイヤーの調整後に歯が動くときに痛みや違和感を感じることがあります。特にワイヤーの引っ張り感が原因です。
費用はクリニックや装置の種類によりますが、一般的な金属製のブラケットとワイヤーを使った矯正は、50万円〜100万円程度が目安です。透明な目立ちにくい矯正装置を使うと費用は高くなる傾向があります。
向いている人として、しっかりと歯並びを治したい人や複雑な歯の動きを必要とするケースにはブラケット+ワイヤー矯正がおすすめです。逆に簡単なケースや目立たない矯正を求める場合は、他の方法を検討することもあります。
これから矯正治療を受ける方は、歯科医師としっかり相談して自分に合った方法を選ぶことが大切です。
まとめ:ブラケット矯正とワイヤー矯正はセットで使うのが一般的
今回ご紹介したように、ブラケット矯正とワイヤー矯正は、名前が違うものの矯正治療ではほとんどセットで使われます。ブラケットは歯に固定される小さな装置で、ワイヤーはその装置に通して歯を動かす役割があります。
それぞれの特徴や治療期間、痛み、費用を理解して、自分に合った矯正方法を選びましょう。
歯並びが整うと見た目はもちろん噛み合わせも良くなり、健康面でのメリットも大きいので、正しい知識をもって矯正に臨んでくださいね。
ワイヤー矯正の『ワイヤー』って実は種類がたくさんあるんです。たとえば柔らかいワイヤーから硬いワイヤーまで、治療の段階に合わせて使い分けたり、ステンレスやニッケルチタンといった素材もあり、歯の動きを効率よくコントロールするために選ばれているんですよ。だから、単なる "針金" と思わず、その役割や素材の違いを知ると矯正の仕組みがもっと楽しくなります!
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