
引き落とし日と締め日って何?基本の違いを知ろう
日々の生活の中で、クレジットカードや銀行口座の利用明細を見ると「締め日」や「引き落とし日」という言葉をよく見かけます。
しかし、実際にこの2つがどう違うのか、はっきり理解している人は少ないかもしれません。
締め日は、「その月の利用分の計算や集計が終わる日のこと」です。
例えば、毎月10日が締め日のカードなら、前月の11日から当月の10日までの利用分がその1回の請求としてまとめられます。
一方で、引き落とし日は、「実際にあなたの銀行口座からお金が引き落とされる日」のことです。
締め日でまとめた請求金額が、その後、決まった引き落とし日に銀行から支払われます。
このように、締め日と引き落とし日は「請求が確定する日」と「実際にお金が払われる日」で役割が異なります。
両方をきちんと理解すれば、支払いスケジュールをしっかり把握できますよ。
締め日と引き落とし日の具体例と支払いサイクルのしくみ
では、もう少し詳しく具体的な例で考えてみましょう。
仮に、あるクレジットカードの締め日が毎月15日、引き落とし日が翌月の10日だとします。
- 1月16日から2月15日までの利用分が2月15日に締められます。
つまり、2月15日に利用金額の計算が終了。 - そして、その請求分の支払いが2月10日に銀行口座から引き落とされます。
(通常は締め日のあと、一定期間を経て引き落とし日が設定されます。タイミングはカード会社により違います)
この期間を「請求サイクル」と呼びます。
締め日が毎月の何日かで区切り、引き落とし日で支払う、というパターンは多くのクレジットカードで採用されています。
締め日から引き落とし日までは少し間があります。これは、明細の作成や請求内容の確認を行う時間として必要なためです。
そして、引き落とし日になってようやく実際の支払いが口座から行われます。
このしくみがわかると、いつどの期間の利用分が次の引き落としに反映されるのかがイメージしやすくなります。
締め日と引き落とし日の違い比較表
項目 | 締め日 | 引き落とし日 |
---|---|---|
意味 | その月の利用分の集計日 | 口座からお金が引き落とされる日 |
役割 | 請求金額の確定 | 実際の支払い |
タイミング | 月の途中のある日に設定 | 締め日の後、数日~数週間後に設定 |
影響 | 明細書に反映される基準日 | 口座残高の確認が必要な日 |
ピックアップ解説
引き落とし日は、ただ単にお金が引かれる日と思いがちですが、実は背後にいろいろな手続きや確認があります。たとえば、銀行口座にお金が足りないと引き落としができず、遅延や手数料の原因になることも!だから引き落とし日の前には、口座残高の確認がとても大切。さらに、自分のカードや銀行が何日を締め日・引き落とし日に設定しているかを知っておくと、いつまでにお金を用意すれば良いかがしっかりわかって安心ですね。
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