
シャチハタ朱肉と普通の朱肉の違いとは?
皆さんは印鑑を押すときに使う朱肉が2種類あるのをご存じですか?
代表的なものに「シャチハタ朱肉」と「普通の朱肉(手押し朱肉)」があります。
どちらも印鑑をきれいに押すための朱肉ですが、実は性質や使い方に大きな違いがあります。
今回はこの2つがどう違うのかをわかりやすく解説していきます。これを読めば、あなたに合った朱肉がきっと見つかりますよ!
シャチハタ朱肉とは?
シャチハタ朱肉は、印章メーカーのシャチハタが販売している朱肉のうち、特にシャチハタのインクパッド専用に作られたものです。
シャチハタの印鑑は内部にインクを含むタイプが多く、朱肉が不要とも言われていますが、普通の印鑑には使えないため、専用の朱肉が必要なのです。
この朱肉はインクの油分が多く、速乾性に優れています。また、朱肉と違いにじみやにおいが少ないのも特徴です。
日常的にスピーディーに印鑑を押したい人にはぴったりです。
普通の朱肉とは?
一般に普及している朱肉は、手押しタイプの朱肉です。
油分が控えめで、主に朱色の顔料(顔料を油脂で固めたもの)が使われています。
普通の朱肉は、伝統的な印鑑や法的書類を押すときに使うことが多く、スタンプ台に印鑑を押すタイプに適しています。
ただし速乾性はシャチハタ朱肉に劣りますし、使うたびにインクが欠けたりにじんだりすることもあります。
余計なにおいもありますが、法律的な書類などにはこちらの朱肉が推奨されています。
シャチハタ朱肉と普通の朱肉の違い比較表
項目 | シャチハタ朱肉 | 普通の朱肉 |
---|---|---|
主な用途 | シャチハタ印鑑用インクパッド | 伝統的なゴム印や木製印鑑に使用 |
乾きやすさ | 速乾性が高い | 乾きにくくやや時間がかかる |
にじみ | 少ない | やや多い場合も |
油分の濃さ | 多めでしっとり | 少なめで顔料が主成分 |
匂い | 低め | 独特のにおいあり |
価格 | やや高め | 比較的安価 |
どちらを選べばいい?使い分けのポイント
では結局、どちらの朱肉を選べばいいのでしょうか?
ポイントは押す印鑑の種類と用途です。
・もしシャチハタ印鑑を使っているなら、シャチハタ朱肉がベストです。
なぜなら印鑑のインクと相性がよく、にじみにくいからです。
・伝統的な木製や石製の印鑑で、重要な公的書類や契約書に使う場合は、普通の朱肉を使いましょう。
法的に認められているのはこちらの朱肉となっています。
また、乾きやすさや見栄え、においも選ぶ際の参考になります。
手書きのような味わいや伝統感を大切にしたい場合は、普通の朱肉をおすすめします。
まとめ
シャチハタ朱肉と普通の朱肉は、用途や特長に大きな違いがあります。
使う印鑑の種類や場面によって最適な朱肉を選ぶことが大切です。
簡単に言うと、シャチハタ印鑑にはシャチハタ朱肉、伝統的な印鑑には普通の朱肉がおすすめ。
これを知っておくと、印鑑の押し跡がきれいで仕事や手続きもスムーズになりますよ。
ぜひ自分に合った朱肉を選んで、印鑑を美しく押してみてくださいね!
「速乾性」って意外と大事なポイントなんです!
シャチハタ朱肉の特徴としてよく挙げられるのが「速乾性が高い」ということ。
実は印鑑を押した後、インクが乾く時間が長いと、うっかり指でこすってしまって印影がにじんだり汚くなったりすることがあります。
特に仕事や急ぎの書類の場合、きれいな押印は必須。
だから、速乾性の高いシャチハタ朱肉はビジネスシーンで重宝されているんですよ。
逆に昔ながらの朱肉は乾くのに時間がかかりますが、その分伝統的な趣や独特の色味を楽しめるメリットもあります。
どちらも一長一短なので、場面に応じて使い分けるのが賢い選択と言えますね!