強迫性パーソナリティ障害と強迫性障害って何?その特徴を理解しよう
皆さんは強迫性パーソナリティ障害(以下OCPD)と強迫性障害(以下OCD)という言葉を聞いたことがありますか?この二つは名前が似ていますが、実は全く違う病気です。
まずOCPDは、自分の考え方や行動に強いこだわりや完璧主義がある性格の特徴を指します。たとえば、細かいルールに厳しく、自分や周りに対しても厳しいことが多いです。生活や仕事はきちんとしていることが多いのですが、その頑固さや完璧さが原因で周囲とトラブルになることもあります。
一方でOCDは、不安や恐怖から生まれる「強迫観念」と、それを和らげようとする「強迫行為」が繰り返される病気です。たとえば、何度も手を洗う、水道を何度も確認するといった行動です。こちらは本人がその行動が不合理だとわかっていてもやめられません。
強迫性パーソナリティ障害と強迫性障害の違いを表で比べてみよう
二つの障害は混同しやすいので、ポイントとなる違いを表にまとめました。
ding="5" cellspacing="0">項目 | 強迫性パーソナリティ障害(OCPD) | 強迫性障害(OCD) |
---|
主な特徴 | 完璧主義、細部へのこだわり ルール重視の性格傾向 | 不安や恐怖からくる強迫観念 強迫行為の繰り返し |
本人の自覚 | 自分のやり方が正しいと思っていることが多い | 行動の不合理さや過剰さに気づいているがやめられない |
主な症状 | 仕事や生活における過剰な整理整頓・完璧主義 | 手洗い、確認動作の反復、物の数え方などの強迫行為 |
発症原因 | 性格傾向に強く関係する | 不安障害の一種で、脳の神経伝達物質のバランスの乱れも関係 |
治療法 | 心理療法や認知行動療法、必要に応じ薬物療法 | 認知行動療法、特にERP療法(曝露反応妨害療法)、薬物療法 |
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ピックアップ解説強迫性障害(OCD)に見られる強迫観念はただのこだわりではありません。例えば、手が汚れているかもしれないという理屈のない不安が何度も頭に浮かびます。この不安を消すために手を洗う強迫行為が繰り返されることが特徴です。重要なのは、本人がその行動の無意味さに気づきながらもやめられない点です。これは脳の働きの問題も関係しているため、単なる性格とは違う病気だと理解すると良いでしょう。
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