
帳簿価額と額面って何?違いを基本から知ろう
こんにちは!今回は「帳簿価額」と「額面」という言葉の違いについて、中学生でも理解できるようにわかりやすく解説します。
まず、「帳簿価額」とは会社や個人が持っている資産を会計帳簿に記録する際の価値のことをいいます。
一方、「額面」とは株式や債券などの証券に書かれている金額や、通貨のお札に書かれた表面上の価値を指します。
この二つは似ているようで実は意味も使われ方も違うのです。
理解するとビジネスや金融の話もぐっとわかりやすくなりますよ。
額面とは:証券やお金に書かれている表面上の金額
「額面」というのは文字通り、“額の面”すなわち、“表に書かれている数字”を意味します。
例えば、100円玉には「100」と書いてありますよね。これはその硬貨の額面が100円ということです。
株式の場合でいうと、株券に記載されている「1株あたりの価値」が額面です。
会社によって額面の設定は異なり、株主にとっては基本的な株の持ち分の単位となりますが、実際の取引価格とはまた別のものです。
つまり額面は“決まったルールで表示された数字”であって、必ずしも市場の評価や実際の価値を反映していないということです。
帳簿価額とは:資産の記録上の価値
それに対して「帳簿価額」とは、会社の財務書類や会計帳簿に記録される資産の価値を表します。
たとえば、会社が土地や建物を買った時の購入価格が基本の帳簿価額となります。
しかし、時間の経過や資産の価値変動によって帳簿価額は修正されることもあります。
減価償却という方法で機械や建物の価値を少しずつ費用として計上したり、時価評価で見直されたりすることもあります。
つまり、帳簿価額は実際に持っている資産の価値を記録上表すものであり、帳簿をつけるための会計ルールに基づいて数字が変わることがあります。
帳簿価額と額面の違いを比較してみよう
項目 | 帳簿価額 | 額面 |
---|---|---|
意味 | 資産や負債の記録上の価値 | 証券やお金に表記されている金額 |
変更の有無 | 会計ルールで変動することがある | 通常は固定されている |
例 | 購入価格や減価償却後の価値 | 株式の1株の価値や紙幣の額面 |
反映される価値 | 実際の価値に近づけて調整されることがある | 市場価値とは異なることが多い |
なぜ違いが重要なの?日常やビジネスでの影響
この違いを覚えておくと、ニュースや会社の決算発表を理解するときにとても役立ちます。
例えば、株式を買う時に額面を見て「この会社の株は100円なんだな」と思い込むと、市場で実際に売買される価格にびっくりするかもしれません。
また、会社の財務状態を判断する際には帳簿価額が参考になります。
資産の価値が帳簿にどう反映されているかは、経営の安定性を知るヒントになります。
だからこそ帳簿価額と額面の違いをしっかり理解しておくことは、金融リテラシーを高める第一歩なのです。
まとめ:帳簿価額と額面は似て非なるもの
今回まとめると、帳簿価額は会計記録上の実際の価値に近い数字、額面は表面に書かれた決まった数字でした。
どちらも資産の価値を示す言葉ですが、使う場面や意味合いが違います。
みなさんもこれからお金や株の話をするときに、この違いを意識してみてくださいね。
理解が深まると、お金のニュースや会社の話がもっと身近で面白くなりますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「額面」という言葉、実は普段使っている硬貨やお札の数字を指しますが、この数字は常にそのままの価値を示しているわけではありません。例えば、昭和時代の額面100円玉は今でも100円の価値ですが、昔の100円と今の100円では物の買える量が違いますよね。つまり、額面は見た目の数字であって、“実際の価値とは必ずしも一致しない”ということを知っておくと面白いです。株の額面も同じで、市場価格とは違う場合が多いんです。この差を理解すると、経済やお金の話がもっと身近になりますよ!
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