
クラウドコンピューティングとは何か?
クラウドコンピューティングは、インターネットを通じてサーバーやストレージ、アプリケーションなどのコンピュータ資源を利用できる技術のことです。
これまでは自分のパソコンや会社のサーバーにデータやプログラムを保存していましたが、クラウドではネット上にある大きなコンピュータの仕組みを借りて使います。
たとえば、GoogleドライブやDropboxといったオンラインのサービスが代表的です。
使いたい時にインターネットでアクセスし、必要なデータやプログラムを使うため、いつでもどこでも同じ環境を利用できるのが大きな特徴です。
また、自分で大きなサーバーやソフトウェアを用意しなくても良いので、コスト削減や効率化にもつながります。
つまり、クラウドコンピューティングは「データやプログラムをインターネットの上に置いて借りる仕組み」だと覚えておきましょう。
ユビキタスコンピューティングとは?
ユビキタスコンピューティングは「どこでも、いつでも、誰でもコンピュータを使える状態」を作り出す技術や考え方のことです。
英語の "Ubiquitous" は「遍在する(どこにでもある)」という意味で、あらゆる場所や物にコンピューターが組み込まれ、自然に情報とつながる世界を目指しています。
例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、家電、自動車などにコンピュータやネットワークが組み込まれていて、私たちが意識せずとも情報が利用できる環境です。
これにより、たとえば外にいる時はスマホで調べものをし、家に帰れば部屋の温度調整が自動でできるようになったりします。
つまり、ユビキタスコンピューティングは「コンピューターや情報が私たちの生活のあらゆる場所に普及し、自然に使える社会作り」のことです。
クラウドコンピューティングとユビキタスコンピューティングの違い
この二つの技術は似ているようで、役割や目的が違います。
クラウドコンピューティングは主に「ネット上の大きなコンピュータを借りる仕組み」であり、ユビキタスコンピューティングは「コンピュータがあらゆるところにあって自然に情報を活用できる状態をつくる考え方」です。
もう少し詳しく違いをまとめると、以下のようになります。
ポイント | クラウドコンピューティング | ユビキタスコンピューティング |
---|---|---|
意味 | インターネット経由でコンピュータ資源を利用する技術 | あらゆる場所にコンピュータを配置し自然に情報を活用できる状態 |
主な目的 | 効率的にデータやアプリケーションを利用・管理する | 人がどこにいても情報が使える便利な環境をつくる |
利用形態 | サーバーやストレージをネットで借りる | スマホや家電などさまざまな機器にコンピュータを組み込む |
特徴 | 高性能なリモートサーバーを共有利用する | 情報が身の回りのあらゆる場所で収集・活用される |
例 | Googleドライブ、Amazon(関連記事:アマゾンの激安セール情報まとめ) Web Services(AWS) | スマートホーム、スマートシティ、ウェアラブルデバイス |
このように、クラウドコンピューティングはユビキタスコンピューティングの基盤としても使われることがありますが、両者は技術の目的や範囲が異なります。
また、ユビキタスコンピューティングの世界ではクラウドコンピューティングの力を借りて大量の情報を保存・処理することが一般的です。
だから、両者は切っても切れない関係とも言えますが、それぞれの意味と役割をしっかり理解しておきましょう。
クラウドコンピューティングって、とても便利だけど、実は"データセンター"と言われる大きな建物の中でたくさんのコンピュータが動いているんです。スマホやパソコンからは見えませんが、世界中のインターネットをつなぐ裏側で、クラウドのおかげでファイルを保存したりアプリを使ったりできるんですよ。まるで図書館の本を借りるようなイメージですね。だから、自分のパソコンが壊れてもクラウド上のデータは消えないのが大きな安心材料です。知ってるとちょっとかっこいいでしょ?
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