
うつ状態と双極性障害の違いを理解しよう
まずは、うつ状態と双極性障害がどのようなものかを知ることが大切です。うつ状態は、気分が落ち込み、やる気が出ず、体もだるく感じる状態です。一方、双極性障害は気分が落ち込む「うつ状態」と、気分が高まって元気いっぱいになる「躁(そう)状態」が交互にやってくる病気です。
この2つは名前に「うつ」がついていますが、症状や治療方法が大きく異なります。ここから詳しく説明していきます。
うつ状態の特徴とは?
うつ状態は気分の落ち込みが続く状態のことを指します。たとえば、ずっと悲しい気持ちが続いたり、日常のことに興味がもてなくなったりします。体が疲れやすくなったり、眠れなくなったりすることもあります。
原因はさまざまですが、ストレスや生活環境の変化、体の病気などが関係しています。うつ状態は、周囲のサポートや治療で良くなることが多いです。
双極性障害の特徴とは?
双極性障害はうつ状態と比べると、気分の変化が激しいのが特徴です。うつ状態の時は気分が落ち込みますが、躁の状態では反対にとても元気で、エネルギーがあふれ、眠らなくても大丈夫と感じることもあります。
この躁の時には判断が普段と違い、無理な買い物をしたり、話しすぎたりすることがあって、周囲の人が心配することもあります。このような気分の波が一定期間ごとに現れるのが特徴です。
うつ状態と双極性障害の違いの表
疲れやすい、眠れないこともある
躁状態では元気すぎて落ち着かない
体調の影響も
まとめ:早めに専門家に相談を!
うつ状態とうつ病は似ていますが、双極性障害は気分が上下する病気で、正しい診断が大切です。気分が落ち込むだけでなく、元気が異常に高まる症状があれば、双極性障害の可能性があります。
正しい治療を受けることで症状は改善しますので、気になる方は医療機関に相談しましょう。
双極性障害の“躁状態”って、不思議ですよね。例えるなら、普段は静かな湖が急に激しい波になるような感じです。この躁状態の時はエネルギーがすごく高まって、眠らなくても平気になったり、話が止まらなくなったりします。でも、これは元気というよりも、体の調子が狂っている証拠なんです。だから周りの人も理解して支えることが大切ですよ。
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