
終身保険と養老保険の違いとは?基礎からわかりやすく解説
保険にはたくさんの種類があり、その中でも「終身保険」と「養老保険」はよく比較されることが多いです。
終身保険は、一生涯保障が続くタイプの保険で、死亡したときに保険金が支払われます。保障期間が終わらないため、いつ亡くなっても保険金を受け取れます。
一方で、養老保険は一定期間の保障があり、その期間内に死亡した場合と、満期(契約期間終了)を迎えた場合の両方で保険金が受け取れる保険です。
つまり、終身保険は保障が一生続き、養老保険は期間限定で満期保険金があるのが大きな違いです。
終身保険と養老保険のメリットとデメリットを比較
それぞれの保険には特徴があるので、メリットやデメリットを知ることが選ぶポイントになります。
終身保険のメリット
- 一生涯保障が続くため安心できる
- 保険料が一定で計画しやすい
- 解約返戻金がある場合もある
終身保険のデメリット
- 保険料が一般的に高い
- 満期がないため使いみちが主に死亡保障中心
養老保険のメリット
- 一定期間の保障があり、満期金が受け取れる
- 貯蓄性があるため資金計画に役立つ
養老保険のデメリット
- 保障期間が限定されている
- 保険料が比較的高め
終身保険と養老保険の仕組みを分かりやすく表にまとめました
以下に終身保険と養老保険の特徴をわかりやすくまとめた表をご紹介します。
項目 | 終身保険 | 養老保険 |
---|---|---|
保障期間 | 一生涯 | 一定期間(例えば10年、20年など) |
保険金の支払い | 死亡時のみ | 死亡時もしくは満期時に受取可能 |
満期金 | なし | あり |
保険料 | 比較的高め(払い終わりまで保障) | 比較的高め(貯蓄性を含むため) |
貯蓄性 | ある場合が多い | 高い |
どんな人におすすめ?終身保険と養老保険の選び方ポイント
保険を選ぶときは、自分のライフプランや目的に合わせて選ぶことが大切です。
終身保険がおすすめの人
・一生涯にわたって家族の保障を確保したい人
・将来の死亡保障をしっかり準備したい人
・解約返戻金がある商品を利用したい人
養老保険がおすすめの人
・一定期間の保障と満期の返戻金を両方ほしい人
・貯蓄をしながら保障も受けたい人
・子どもの教育資金や老後資金の計画をたてている人
それぞれの保険は特徴が違うため、自分の目的や家族の状況、資金計画に合わせて検討しましょう。
終身保険の特徴の一つに「解約返戻金」があります。これは、保険契約を途中でやめたときに戻ってくるお金のことです。実は、この返戻金の額は保険会社や契約内容によって大きく変わるんです。たとえば、早めに解約すると返戻金が少なくなることが多いですが、長く払い続けると解約返戻金が増えるタイプの保険もあります。保険を選ぶときは、この返戻金の仕組みや条件をよく理解すると、万が一の時に役立つお金を上手に確保できますよ。
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