エンティティとは何か?
ソフトウェア開発の世界では、エンティティという言葉をよく耳にします。
エンティティとは、簡単に言うと「実際の物や情報をプログラムの中で表現したもの」です。
例えば、学校のシステムを作っているときに「生徒」という情報を扱うとします。
この生徒一人ひとりの情報をまとめたものがエンティティです。
名前、年齢、住所、成績など生徒の特徴となるデータを一つにまとめて管理します。
このエンティティはただのデータの集まりではなく、実際に存在する「モノ」や「こと」を表すモデルとして、とても大切な役割を持っています。
リポジトリとは何か?
一方、リポジトリはエンティティを「保存」したり「取り出したり」する機能を持つ役割です。
データベースやファイルのように情報を保管する場所と、そこにアクセスするための方法をまとめたものがリポジトリです。
例えば、先ほどの「生徒」エンティティを検索したり、新しい生徒の情報をデータベースに保存したりする操作を担当します。
リポジトリは、データの保存や読み込みの複雑な処理を隠して、プログラマーが簡単にエンティティを使えるようにする仕組みと言えます。
そのためソフトウェアの保守性や効率が向上します。
エンティティとリポジトリの違いを比較してみよう
この二つの関係は非常に密接ですが役割は全く違います。
分かりやすく表にまとめてみました。
ding="5">項目 | エンティティ | リポジトリ |
---|
役割 | 実際のデータ(物や情報)を表現
| エンティティを保存・検索・管理する住所録のような存在
|
中身 | 名前や番号、数値など具体的なデータそのもの
| データベースやデータの取り扱い方法をまとめた機能群
|
目標 | 現実のモノやことをプログラム上で扱う
| データのアクセスを簡単にしてプログラムをわかりやすく保守しやすくする
|
例 | 『生徒』『商品』『社員』などの個々の情報
| 生徒の成績表を保存・取り出しする仕組み
|
able>
まとめ:エンティティとリポジトリはセットで使う
エンティティはソフトウェアの中で扱う「実際の対象」のデータをまとめたもので、
リポジトリはそこに入ったデータを安全に保存したり、必要なときに取り出したりする仕組みです。
この二つを組み合わせることで、大きなシステムの中でもデータ管理がうまくいき、
プログラムを修正したり新しく作ったりするのがずっと簡単になります。
初心者の方は、エンティティ=『データのかたまり』、リポジトリ=『そのかたまりをしまっておく棚や引き出し』と覚えておくと理解しやすいでしょう。
ピックアップ解説リポジトリという言葉を聞くとちょっと難しそうですが、実は日常の図書館みたいなものと考えるとわかりやすいです。
図書館にはたくさんの本(データ)がありますよね。
エンティティはその本の内容(データの中身)にあたり、リポジトリはその本を保管し、必要な本を取り出す仕組みなんです。
プログラムでは、このリポジトリのおかげでデータを簡単に管理できるので、とっても便利なんですよ。
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