
BitbucketとGitHubとは?基本の違いを理解しよう
プログラミングやウェブ開発をする時によく耳にする「Bitbucket(ビットバケット)」と「GitHub(ギットハブ)」。
どちらもソフトウェアのソースコードを管理するためのオンラインサービスですが、実は少しずつ違いがあります。
まずはそれぞれの基本を見てみましょう。
GitHubは世界中で最も多く使われているGitリポジトリのホスティングサービスで、オープンソースのプロジェクトや個人の開発に強いのが特徴です。Microsoftが運営していることでも知られています。
一方、BitbucketはAtlassian(アトラシアン)社が提供しており、プライベートリポジトリが無料で使いやすいのが魅力です。
また、JiraやTrelloなどのAtlassian製品と連携しやすいため、チームでのプロジェクト管理に強いサービスです。
このように、どちらもGitを使ってコードを保存・共有しますが、ユーザー層や目的に応じて特徴が違います。
BitbucketとGitHubの主要な違いを比較!画面でわかりやすく
BitbucketとGitHubの特徴や違いを簡単に比較できるように、表でまとめました。
特徴 | Bitbucket | GitHub |
---|---|---|
運営会社 | Atlassian | Microsoft |
プライベートリポジトリ | 無料で無制限 | 無料だがプランに制限あり |
オープンソース向けのサポート | やや少なめ | 非常に充実している |
チーム管理ツールとの連携 | JiraやTrelloとの強い連携 | GitHub Projectsなど独自ツールあり |
UIと操作性 | シンプルでビジネス向き | 多機能でコミュニティ志向 |
CI/CD(自動テスト/配信) | Bitbucket Pipelinesが充実 | GitHub Actionsが非常に強力 |
このように、Bitbucketはビジネスやチーム向けの管理に優れていて、GitHubはオープンソースや個人開発者に親しまれています。
どちらも便利ですが、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
どちらを選ぶべき?おすすめの利用シーンと選び方
BitbucketとGitHub、どちらを使うべきか悩む人も多いでしょう。
以下に、それぞれに向いている利用シーンをまとめました。
- Bitbucketがおすすめ
・社内や閉じたチームでプライベートプロジェクトを進めたい
・JiraやTrelloなどAtlassian製品を使っている
・CI/CD機能であるBitbucket Pipelinesを活用したい - GitHubがおすすめ
・オープンソースプロジェクトに参加・公開したい
・世界中の開発者と交流したい
・GitHub Actionsを使って自動化したい
また、無料で使えるプライベートリポジトリの数やサイズ、公開・非公開の設定の違いもポイントです。
チームの規模や目的、他のツールとの連携を考えて決めるのが賢い選び方です。
どちらも基本は無料で始められるので、気軽に試してみることをおすすめします。
GitHubの人気の秘密のひとつに「コミュニティの活発さ」があります。世界中の開発者がオープンソースプロジェクトを公開し、コードを見せ合ったり意見を交換したりする場として最高の環境を提供しているのです。
実は、これはGitHubだけではなく、Bitbucketにもコミュニティはありますが、規模がかなり小さめ。
つまり、もし世界中の開発者と繋がりたいならGitHub、チーム内の効率を重視するならBitbucketがおすすめ、というわけですね。
こんなふうにサービスの特徴は、どんな人と作業したいかにも関係しているのが面白いところです。