
チルド室とパーシャルの違いとは?基本からわかりやすく解説
冷蔵庫の中には、温度が少し違う保存室がいくつかあります。その中でもよく見かけるのが「チルド室」と「パーシャル」です。
でも「チルド室」と「パーシャル」の違いを正しく知っている人は少ないかもしれません。どちらも食材を長持ちさせるための冷蔵庫の機能ですが、温度や使い方が違います。
ここでは、初心者でもわかりやすいように、それぞれの特徴や違いを詳しく解説します。
チルド室とは?特徴と役割
チルド室は冷蔵庫のなかでも温度が低めに設定された特別な保存場所です。
通常の冷蔵室よりも温度が低めで、おおよそ0℃から3℃程度の温度を保ちます。
この温度帯は「凍らせないギリギリの低温」と言われ、食品の鮮度を保ちながら、食材の細胞を壊さず鮮度を長持ちさせる効果があります。
例えばお肉や魚、刺身、生肉などの傷みやすい食材に向いています。
パーシャルとは?特徴と役割
パーシャルは、冷蔵庫の中でも「部分解凍」や「半冷凍」状態を作る保存スペースのことを指します。
温度はおおよそ−3℃から0℃の間に設定されています。
これは完全に凍らせるわけではなく、食材の一部が凍った状態つまり半分凍っている半冷凍の状態を保つことができます。
こうすることで、食品の鮮度を保ちながら長期保存が可能です。解凍時間も短く、使う直前にさっと調理できるのが魅力です。
具体的な違いを表で比較!
項目 | チルド室 | パーシャル |
---|---|---|
温度 | 約0~3℃ | 約−3~0℃ |
用途 | 生鮮食品の鮮度保持 | 半冷凍保存・長期保存 |
食材例 | 刺身・肉・魚 | 肉・魚・魚介類の半解凍 |
解凍時間 | 不要 | 短時間ですぐ調理可能 |
どちらを使うべきか?選び方のポイント
チルド室は食材の鮮度を保ちながらすぐに使いたい食材向きです。
例えば新鮮なお刺身やお肉をすぐに食べるならチルド室で保管するのが最適。
一方、パーシャルは食材を長持ちさせたいけど、完全に凍らせたくない場合に便利。
食材が半冷凍状態なので、使いたい時にさっと切ったり調理したりできるのが特徴です。
つまり「すぐ使うかどうか」「長期保存かどうか」で使い分けるのがおすすめです。
まとめ:チルド室とパーシャルの賢い使い分け方
チルド室は0℃前後の低温で食品を傷みにくくする冷蔵室、パーシャルは半冷凍状態で長持ちを目指す保存室。
どちらも食材の鮮度を守る工夫ですが、用途と使い方が違います。
日常の食材管理においてはすぐ使いたいならチルド室、長持ちさせたいならパーシャルと使い分けると便利です。
冷蔵庫選びや保存方法に迷った時は、この違いを意識してみてくださいね!
チルド室の温度は0℃前後で、食品を凍らせずに新鮮に保つ場所ですが、じつはこの温度設定は「細胞が凍らないギリギリの温度」なんです。
これは氷点下にはならず、食品の水分が凍って食感が変わるのを防ぐため。
だからお刺身や生肉など傷みやすい食材はチルド室で保存すると、よりおいしさをキープしやすいんですよ。
冷凍よりやさしい温度管理が、食材の鮮度に大きな違いをもたらします!
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