
HTTPとは何か?基本の仕組みを理解しよう
インターネットを使うときによく耳にするHTTP(エイチティーティーピー)。これは、Webページの情報をやり取りするためのルールのことを指します。たとえば、ブラウザでWebサイトを開くとき、その画面のデータはHTTPを使ってサーバーから送られてきます。
HTTPは“HyperText Transfer Protocol”の略で、日本語に訳すと「ハイパーテキスト転送プロトコル」となります。これは、文章や画像、動画などのデータを適切に送ったり受け取ったりするためのルールです。とても重要でインターネットの核となる仕組みの一つです。
簡単に言えば、HTTPは「データの郵便配達屋さん」のような役割を果たしています。郵便屋さんが手紙を正しく届けるために道順やルールがあるように、HTTPにも決まった手順や約束事があるのです。
RESTとは?HTTPとの関係とその特徴
REST(レスト)は、HTTPを使うときの設計の仕方の一つです。Restは「Representational State Transfer」の略で、直訳すると「表現の状態の転送」となります。難しい言葉ですが、簡単にいうと、ネット上でデータをわかりやすく安全にやり取りするためのルールのセットです。
RESTはHTTPのルールを活かしつつ、さらに使いやすくした設計方法で、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を作るときにとてもよく使われます。たとえば、SNSやお店の情報を他のアプリに教えるときにRESTがよく使われます。
RESTの大きな特徴は、いくつかの原則に従うところです。
- データの場所(リソース)をURLで表す
- HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)を使って操作内容を表現する
- サーバーに状態を持たせず(ステートレス)、やり取りをシンプルに保つ
HTTPとRESTの違いをわかりやすく比較!表でまとめてみた
ここまでの説明を簡単に整理すると、HTTPとRESTは違うものですがRESTはHTTPを使う設計の方法のひとつだと理解できます。以下の表で、特徴を比べてみましょう。
まとめ:HTTPとRESTを理解してネットの仕組みをもっと知ろう
今回はHTTPとRESTの違いについて詳しく説明しました。
HTTPはネットで情報を送受信するための基本ルールで、RESTはそのHTTPを使った効率的なデータのやり取り方法のひとつです。
この違いを知ると、普段何気なく使っているネットやアプリの裏側が少し見えてきます。プログラミングやITの勉強でも、HTTPとRESTの理解はとても重要です。
これからもネットの仕組みに興味を持ち、いろいろ調べてみましょう!わからないことがあっても、一歩一歩丁寧に学んでいけば必ず理解できるはずです。
さて、HTTPとRESTの違いを話すときに押さえておきたいのが、「ステートレス」という言葉です。これは、サーバーが利用者の状態を覚えないという意味なんですが、どうしてそんな設計がいいのでしょう?
実は、ステートレスにすることで、サーバーの負荷が減り、システムが壊れにくくなるんです。たとえば、もしサーバーが使う人のデータをいちいち覚えていたら、そのデータを管理するためにたくさんの準備が必要になり、複雑でミスも増えます。
RESTはそんな面倒を避けるために、毎回必要な情報をリクエストに含めて、サーバーは単純に対応するレスポンスだけを返すやり方を採用しています。つまり、「前のことは忘れて、今のことだけを処理する」というスッキリ設計なんです。こうした仕組みが、RESTの人気の理由の一つと言えます。
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