
プチ株と現物取引とは何か?初心者向けの基礎知識
株式投資にはさまざまな方法がありますが、その中でも特に“プチ株”と“現物取引”はよく耳にする言葉です。
プチ株は、通常の株数より少ない単位で株を買うことができる仕組みで、「単元未満株」とも呼ばれています。
例えば、通常1単元は100株単位ですが、プチ株なら1株から買うことができるため、少ないお金で株式投資を始められます。
一方、現物取引とは実際に株を買って所有する取引方法のことです。買った株は自分の資産となり、売却や配当を受けることができます。
プチ株も現物取引の一種ですが、通常の単元株取引と比べた違いがいくつかあるため、詳しく理解しておくことが大切です。
このように、まずはプチ株と現物取引の基本的な意味を押さえましょう。
プチ株と現物取引の違いを比較!メリット・デメリットを表で解説
プチ株は少額から始められる点が魅力ですが、現物取引の単元株との違いや注意点もあります。
以下の表で主な違いを比較してみましょう。ポイント プチ株 現物取引(単元株) 購入単位 1株単位の少額購入が可能 通常100株(単元)単位で購入 取引手数料 単元株取引より割高なことが多い 単元ごとで手数料割安 株主優待 受けられない場合が多い 対象となる場合が多い 配当金の受け取り 単元株の割合に応じて配当あり 配当あり(単元株単位) 取引時間 通常の取引時間制限あり 同様に取引時間内 注文方法 証券会社独自の注文システム利用 一般的な証券取引所での注文
このように、プチ株は少額投資に適していますが、手数料が高めで株主優待が受けられないなどのデメリットもあります。
一方、現物取引の単元株はまとまった資金が必要ですが、株主優待も受けやすく経済的なメリットが大きいのが特徴です。
初心者がプチ株と現物取引を選ぶ際のポイントと注意点
どちらで株式投資を始めるべきか悩む方も多いでしょう。ここでは初心者向けの選び方のポイントと注意点をご紹介します。
ポイント1:資金の余裕による選択
プチ株は少額から購入できるため、投資資金が少ない方に向いています。
一方、現物取引の単元株はまとまった資金が必要なので無理のない範囲で考えましょう。
ポイント2:投資目的の違い
株主優待や長期保有で利益を狙うなら、単元株での現物取引が有利です。
手軽に株価の動きを試してみたい場合はプチ株も良いでしょう。
注意点としては、プチ株は手数料が高くつくことがあるため、取引コストを確認することが重要です。
また、株主優待が受けられない場合が多いので、優待目当ての投資には向きません。
逆に現物取引の単元株は資金が必要なため、他の生活資金を圧迫しない範囲で投資すべきです。
投資初心者は小さく始め、プチ株から慣れていくのも賢い選び方と言えるでしょう。
プチ株の魅力はなんと言っても「1株から買える」という点ですが、実はこの仕組みは投資初心者だけでなく、経験者でも活用したいポイントがあります。
例えば、有名企業の株は1単元=100株で購入するとかなりの大きな金額が必要になります。
ですがプチ株であれば少額から始められるので、リスクを抑えながら複数の企業の株を少しずつ買うことができます。
これにより投資の幅が広がり、株の勉強をしながら経験を積むことができるのが魅力なんですね。
ただ、その分取引の手数料が割高になることも多いので、そのあたりのバランスを考えて使い分けるのがおすすめです。
次の記事: 事業譲渡と株式分割の違いとは?初心者にもわかる基本ポイント解説 »