
ディフェンシブ株とは何か?
ディフェンシブ株とは、不況や経済が悪くなった時でも比較的安定した収益を上げやすい企業の株のことを指します。
例えば、食料品や電気・水道など、生活に欠かせないサービスや商品を提供している会社が多いです。
こうした企業の株は、不況のときでも売上が大きく減少しにくいため、株価も比較的安定します。
そのため、投資のリスクを減らすために人気があります。
つまり、ディフェンシブ株は「経済の変動に強い安定した株」という特徴があります。
身近な例では食品メーカーや電力会社、医療関連企業などがディフェンシブ株に分類されることが多いです。
景気が悪くなっても生活必需品は必要なので、こうした企業は影響を受けにくいのです。
投資初心者にとっては、リスクを抑えたい場合にディフェンシブ株を選ぶのがおすすめです。
バリュー株とは?
バリュー株は、実際の会社の価値に比べて株価が低く評価されている株のことを言います。
つまり「割安株」とも呼ばれ、市場での株価が本来の価値より安くなっている状態です。
この価値は会社の利益や資産、将来の成長性などから判断されます。
投資家はバリュー株を買うことで、株価が本来の価値に戻る過程で利益を狙うことができます。
たとえば、ある会社が一時的に業績が落ち込んだけど、将来的には回復が期待できる場合、その株はバリュー株として注目されます。
しかし、バリュー株には注意も必要で、市場が低評価している理由が業績の悪化や競争力の低下など悪材料の場合もあるため、見極めが大切です。
要するに、バリュー株は「割安だと判断されている株」で、値上がりのチャンスがある一方、リスクもある株という特徴があります。
ディフェンシブ株とバリュー株の違いとは?
では、この二つの株の違いは何でしょうか?
以下の表でわかりやすくまとめてみました。
特徴 | ディフェンシブ株 | バリュー株 |
---|---|---|
株価の動き | 景気に左右されにくく安定している | 割安なので将来上昇する可能性あり |
主な業種 | 生活必需品、公共事業、医療など | 幅広い(業績不振などの株も含む) |
リスク | 比較的低い | やや高め、企業の実態の見極めが重要 |
投資の目的 | 安定収入やリスク軽減 | 資産の値上がり狙い |
簡単に言うと、ディフェンシブ株は「安定的に利益を出す企業の株」、バリュー株は「本来の価値より安い株を狙って投資する株」という違いがあります。
また、必ずしもディフェンシブ株が割安とは限らず、バリュー株が必ずしも安定しているわけではないため、選ぶ際の基準や目的が異なります。
つまり、投資を始める人は自分が重視したいポイントによって、どちらのタイプの株に注目するか決めるとよいでしょう。
まとめ
・ディフェンシブ株は、経済の変動に強い生活に欠かせない商品やサービスを提供する企業の株。
・バリュー株は、市場で割安と評価されている株で、将来価値が戻ることを期待して投資する。
・両者は投資の目的やリスクの面で違いがあるため、自分の投資スタイルに合った選択が大切。
このように、ディフェンシブ株とバリュー株はそれぞれ異なる特徴があります。
どちらも投資の重要な考え方なので、ぜひ覚えておきましょう。
これから投資を始める方も、一歩一歩ゆっくり学びながら理解を深めてくださいね。
ディフェンシブ株の名前の由来、実は「守りの防御(ディフェンス)」という意味が込められているんです。つまり、投資の世界でいうディフェンシブ株は、相場が悪くても株価があまり下がらずに『守りやすい株』として知られています。生活必需品や電気などの安定した商品・サービスを提供する会社が多いので、投資初心者にもおすすめなんですよ。こうした名前の背景を知ると、ディフェンシブ株への理解が深まりますね。
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