
上場企業と株式公開企業って何が違うの?
みなさんは「上場企業」と「株式公開企業」という言葉を聞いたことがありますか?どちらも会社の株式に関係する言葉ですが、実は意味がちょっと違うんです。
上場企業とは、株式を証券取引所(例えば東京証券取引所)に登録して取引できるようにしている会社のことです。
一方、株式公開企業は株式を一般の人にも買ってもらえる状態にしている会社全般を指します。
つまり、すべての上場企業は株式公開企業ですが、すべての株式公開企業が上場しているわけではありません。
これから詳しく見ていきましょう!
株式公開企業とは?
株式公開企業は、投資家などの多くの人に株式を買ってもらえるようにした会社です。
株式を売り出すことを「株式公開」と言い、これを行うことで会社はお金を集めやすくなります。
株式公開には
- 上場して証券取引所で自由に売買できる方法(上場株式)
- 証券取引所以外の場で売買される場合(店頭市場など)
- 未公開株の一部を限定的に売るケース(公募や第三者割当など)
株式公開企業はこのように「株式を不特定多数に売ったことがある企業」とも言えます。
上場企業とは?
上場企業は、株式が証券取引所に登録されている会社です。
上場すると、その株式は証券取引所を通じていつでも自由に売買できるようになります。
上場には基準やルールがたくさんあって、会社は財務状況や経営の透明性を高めることが求められます。これは投資家が安心して株を買えるようにするためです。
さらに、上場企業は株主総会や決算報告を行う義務もあり、社会的な信頼も高まります。
つまり、上場企業は株式公開企業の中でも特に厳しい基準をクリアして資金調達をしている会社ということです。
株式公開企業と上場企業の違いを表で比較!
まとめ
今回のポイントをまとめると、
- 株式公開企業は株式を外部に公開している会社全般
- 上場企業は株式を証券取引所で公開し、売買できる会社
だから、すべての上場企業は株式公開企業ですが、株式公開企業の中には上場していない会社もあるということを覚えておきましょう。
この違いを知ると、ニュースや新聞で会社の情報を見る時にもっとよく理解できるようになりますよ!
株式公開企業の中には、店頭市場で株を売買する会社もあります。店頭市場とは、証券取引所のように厳しい基準を満たさなくても株を売買できる場です。これを利用する会社は、将来的に上場を目指していることもあれば、あえて上場せずに資金調達だけを行っていることもあります。つまり、「株式公開=上場」ではなく、株式公開にもいろいろな形があるんですね。投資の入口としては、店頭市場の株も注目してみると面白いですよ!
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