
登記簿と登記記録の基本的な違いとは?
不動産の権利関係を調べるときによく耳にする「登記簿」と「登記記録」。
この二つ、一見似ている言葉ですが、実は法律上や実務上で呼び方や形式が変わっています。
まずはそれぞれが何を指すのか、基本から確認しましょう。
かつての「登記簿」は、紙の冊子で管理されていた不動産の登記情報のことを言います。
その後、コンピューター化が進み、2004年から「登記記録」という電子データの形で管理されるようになりました。
ですので、現在「登記簿」と言っている場合でも、実際には「登記記録」という電子データのことを指すことが多いのです。
違いを簡単にまとめると以下の通りです。
表1:登記簿と登記記録の違い
項目 | 登記簿 | 登記記録 |
---|---|---|
管理形式 | 紙の冊子 | 電子データ |
管理開始時期 | 昭和以前〜2004年まで | 2004年以降〜現在 |
閲覧方法 | 紙の閲覧 | オンライン閲覧可能 |
ピックアップ解説
「登記簿」と「登記記録」の違いで面白いのは、法律や書類の世界がどうやって変化しているかがわかるところです。昔は全部紙で管理していたので、分厚いノートをめくって探していました。
でも今は全部コンピューターで管理されていて、法務局のパソコンで簡単に調べられるんです。
技術の進化って、こういう細かいところでも生活を変えているんだなと実感しますね。
比較的小さな言葉でも、大きな社会の変化が隠れているんです。