
コンピュータウイルスとスパイウェアとは何か?基本を理解しよう
パソコンやスマートフォンを使っていると「ウイルス」や「スパイウェア」という言葉を耳にしますよね。
これらはどちらもコンピュータに悪影響を及ぼすソフトウェアの一種ですが、役割や目的に違いがあります。
コンピュータウイルスというのは、感染力があり、他のファイルやプログラムに勝手に入り込んで広がる悪質なプログラムです。
パソコンの動作を遅くしたり、データを壊したりすることがあります。
一方のスパイウェアは、ユーザーに気づかれずに個人情報や操作内容をこっそり集めるためのソフトウェア。
情報を盗み取って外部に送信するのが主な目的です。
このように両者は悪さをする点では似ていますが、感染や拡散の仕方、目的に大きな違いがあるのです。
コンピュータウイルスとスパイウェアの違いを詳しく比較!特徴と被害を知ろう
それでは、両者の違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
項目 | コンピュータウイルス | スパイウェア |
---|---|---|
目的 | システム破壊、データ改ざん、他のファイルへの感染拡大 | 個人情報の収集、行動監視、広告表示の誘導 |
感染方法 | メールの添付ファイルやダウンロード、USBなどの外部記憶装置 | 無料ソフトに紛れ込む、ウェブサイトの閲覧中に密かにインストール |
発覚のしやすさ | 動作が重くなったり、エラーメッセージが出て気づきやすい | 気づきにくく、動作にあまり影響しないことが多い |
被害例 | パソコンが起動しなくなる、ファイルが消える | パスワードやクレジットカード情報の漏えい、変な広告が表示される |
このように、ウイルスは明らかに悪影響を及ぼすことが多いですが、スパイウェアは密かに情報を盗むのが特徴です。
どちらもパソコンの安全には大敵なので、しっかり対策が必要です。
安全に使うための対策:ウイルスとスパイウェアの予防法を紹介
では、コンピュータウイルスとスパイウェアから自分のパソコンを守るためにできることを紹介します。
- 最新のセキュリティソフトを導入し、定期的にスキャンを行う。
これらのソフトはウイルスとスパイウェアの両方を検出し、駆除してくれます。 - 怪しいメールの添付ファイルは開かない。特に知らない人からのメールは注意。
また、不審なリンクもクリックしないことが大切です。 - 無料ソフトやアプリは公式サイトからダウンロードし、インストール時の画面で余計なソフトを選ばない。
スパイウェアが紛れ込んでいることがあります。 - OSやソフトウェアは常に最新の状態にアップデートする。
セキュリティの弱点を修正できるため、感染リスクが下がります。
これらを心がけることで、ウイルスやスパイウェア被害の危険性を大きく減らせます。
パソコンを安全に使うための習慣をつけることが何より重要です。
ピックアップ解説
スパイウェアと聞くとなんだか怪しいイメージですが、実はスパイウェアは広告表示など、無料のソフトを稼働させるための収入源として密かに動いていることも多いんです。だから気づかないうちに情報が集められ、勝手に広告が増えたり。
面白いのは、悪質なものだけでなく、必ずしも犯罪目的でないソフトもあるということ。
だからこそ、インストール前に何を許可しているかしっかり確認しましょうね。そんな見えにくいけど身近な脅威、それがスパイウェアです。