
専有面積と居住面積とは何か?基本から理解しよう
住宅やマンションの間取りや広さを知るときに必ず出てくる言葉に『専有面積』と『居住面積』があります。これらは似ているようで違う意味を持つ大事なポイントです。
まず、専有面積とは、マンションなどの集合住宅で、あなたが実際に使える部分の面積を指します。これは壁の内側の床の面積全部を含み、玄関や廊下、キッチンやトイレ、浴室も含みます。共有部分である廊下やエントランスは含まれません。
一方、居住面積とは、実際に生活できる場所の床面積で、クローゼットや収納、バルコニーなど一部のスペースは通常含まれません。また、国や地域によって計算方法が異なることもあります。
つまり、専有面積はあなたが使える全体のスペースの広さ、居住面積は生活するための実際の空間の広さのイメージで捉えるとわかりやすいでしょう。
専有面積と居住面積の違いを具体例と表で解説
実際にどのような違いがあるのかを、具体的なスペースを挙げて説明します。例えば、あなたの住むマンションで専有面積が50平方メートルと表示されていた場合、これは壁の内側の床全体の広さです。玄関ホールやキッチン、トイレ、浴室、収納などすべて含まれています。
一方、居住面積はここから収納や壁の厚み、場合によってはバルコニーなどの屋外部分を除いた広さを指します。例えば居住面積が45平方メートルなら、実際に暮らす空間はそのくらいの広さということです。
ここで、違いをわかりやすく表にまとめました。
面積の種類 | 含まれる部分 | 含まれない部分 |
---|---|---|
専有面積 | 室内の壁の内側全て(玄関、トイレ、キッチン、収納など) | 共有部分(廊下、エントランス、駐車場など) |
居住面積 | 実際に生活空間として使う場所 | 収納スペースやバルコニー、壁の厚み、一部の屋外部分 |
この違いは、物件を選ぶときに広さのイメージを間違えないためにとても重要です。
特に賃貸物件や分譲マンションの説明で「専有面積」と「居住面積」を混同してしまうと、実際の暮らしやすさに差が出ることがあります。
例えば専有面積が同じ50平方メートルでも、居住面積が40平方メートルと45平方メートルでは生活の快適さに違いが出るでしょう。
このように数字の意味を正しく理解することが賢い住まい選びにつながります。
まとめとポイント:どちらの面積を参考にすべき?
不動産のチラシやウェブサイトで広さを見る場合は、まず『専有面積』を確認するのが基本です。しかしながら、生活のイメージを具体的に考えたいなら『居住面積』も注目
用途や目的によって使い分けるのがおすすめです。
・専有面積:マンション全体の使用可能な範囲、法的な取り扱いではこちらが優先される
・居住面積:実際に生活で使う部分がどのくらいあるかの目安
これらの言葉の意味を理解して、自分にとって快適な住まい選びができるようになりましょう。
居住面積について話すと、実は収納スペースの扱いって不動産ごとに結構違うんです。例えば、ある物件では大きなクローゼットも居住面積に含めることがありますが、別のところでは収納は除外されちゃうんですね。だから、ただ単に数字だけを見て "広い!" と思っても、実際に生活したら思ったより狭いって感じることも。面積の計算方法に秘密があるって、けっこう面白いですよね。
住む場所を選ぶ時は、こういった細かい違いも気にしてみると、後悔しない買い物ができるかもしれません。
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