
ピクセルとポイントって何?基本から理解しよう
みなさんは「ピクセル」と「ポイント」という言葉を聞いたことがありますか?どちらもデザインや画面表示の世界でよく使われる単位ですが、その違いを知らずに混乱してしまうこともあります。
ピクセル(px)は、コンピューターやスマホの画面を構成する最小の点のことで、画面の解像度や画像のサイズを表す単位です。一方、ポイント(pt)は主に文字の大きさを表す単位で、印刷やフォントサイズの指定などで使われます。
簡単に言えば、ピクセルは画面上の小さな点の数で、ポイントは主に文字サイズのための単位なんです。ただ、この2つの単位は使う環境や目的によって意味が少し変わってくるので、それを詳しく見ていきましょう。
では、なぜこの2つが混同されやすいのか、そしてどのように違うのか、詳しく解説していきます。
ピクセルとポイントの違いを詳しく解説
まず、ピクセルは画面を表す単位で、画素(がそ)という意味です。パソコンやスマホのディスプレイは、小さなピクセルがたくさん集まって画像や文字を表示しています。
ピクセルは画面上の点なので、例えば「幅300ピクセル」の画像は画面上で横に300個の点が並んでいることを意味します。
一方、ポイントは印刷の世界から来ていて、1ポイントはおよそ1/72インチ(約0.35ミリメートル)です。主に文字のサイズを決めるために使われ、印刷物やWordなどの文書作成ソフトでよく使われています。
ここがポイント!
ディスプレイや画面ではピクセルを使い、印刷物や文字サイズではポイントを使うことが多いです。しかし、パソコンのフォントサイズ指定でもポイント単位を使うため、混乱する場合があります。
まとめると、ピクセルは画面上の点の数を表し、ポイントは文字の大きさなど物理的な長さを基準にした単位なのです。
まとめ表:ピクセルとポイントの違い
単位 | 用途 | 意味 | 換算例 |
---|---|---|---|
ピクセル(px) | 画面上の画像や要素の大きさ | 画面を構成する最小の点 | 画面の解像度で変わる(例:300pxの幅) |
ポイント(pt) | 文字サイズや印刷物のサイズ | 1ポイント=1/72インチ(約0.35mm) | 固定された物理的な長さ |
なぜ違いを知っておくと便利なの?
ピクセルとポイントの概念を理解しておくと、ウェブデザインやグラフィックデザイン、印刷の仕事でとても役に立ちます。
例えば、スマホやパソコンの画面はピクセルで表示されますが、印刷するときにはポイントなどの物理的な単位が大事になります。
また、CSSなどでウェブの文字サイズを指定するとき、ピクセルで指定すると表示が固定されますが、ポイントやemなど他の単位と組み合わせて使うと、表示がもっと柔軟になります。
このように、用途に合わせて単位を理解し正しく使うことで、デザインの品質を高めたり読みやすい文字を作ったりできるのです。
ピクセルとは画面の最小の点の数を表す単位ですが、実はディスプレイの解像度によって見た目の大きさが変わるんです。たとえば、スマホの高解像度画面では同じ300ピクセルの画像がパソコンよりも小さく見えることがあります。だから、デザイナーは単にピクセル数だけでなく、画面の解像度や表示密度も考えながら画像やレイアウトを作っています。ポイントのように物理的な長さが決まっているわけではないので、ピクセルはデジタル表示特有の単位とも言えますね。
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