
積立保険と養老保険、まずは基本を押さえよう!
保険にはいろいろな種類がありますが、今回は積立保険と養老保険の違いに焦点を当てて説明します。どちらもお金を積み立てながら保障も得られる保険ですが、その目的や仕組みが違うんです。
積立保険は、定期的にお金を積み立てていき、満期になったときにそのお金が戻ってくるタイプの保険です。保険料の一部が貯金のように積み立てられていきます。
一方、養老保険は、ある期間の保障と同時に満期になった時に死亡保険金が支払われる保険です。死亡した場合でも生存して満期を迎えた場合でも、お金が受け取れます。
言い換えれば、積立保険は貯蓄がメインで、養老保険は保障と貯蓄を兼ね備えたタイプだと考えられます。
積立保険の特徴とメリット・デメリット
積立保険の大きな特徴は積み立てたお金が戻ってくることです。例えば、毎月一定額を保険会社に預けて、10年後や20年後に契約時の金額や利息が付いて返ってきます。
積立保険のメリットは、計画的にお金を貯められることと、保障も一定程度ついている点です。特に貯蓄感覚で保険を使いたい人に向いています。
逆にデメリットは、保険料が他の貯蓄商品と比べると割高なことや、中途解約した際の返戻率が低くなることがある点です。また、保険金が出るケースが限定的なので、万が一の時の死亡保障に特化した保険と比べると保障が手薄になることがあります。
養老保険の特徴とメリット・デメリット
養老保険は、死亡保障と満期金が一体となった保険商品です。契約期間中に亡くなった場合は死亡保険金が遺族に支払われ、満期まで生きていれば満期金としてお金が返ってきます。
このため、養老保険は保障と貯蓄を兼ねており、万が一のリスクに備えながら、老後資金や子供の教育資金など将来の資金を用意したい人に適しています。
メリットは明確な保障があることや確実に満期金がもらえることですが、デメリットは保険料が高めであること、途中解約時に元本割れしやすいことです。また、保険期間が満了すると保障もなくなってしまうため、長期間保障がほしい人は注意が必要です。
積立保険と養老保険の違いを表で比較!
どちらが自分に合っているのか迷いやすいので、特徴をわかりやすく表にまとめました。
項目 | 積立保険 | 養老保険 |
---|---|---|
主な目的 | 計画的な貯蓄と保障 | 死亡保障と貯蓄を両立 |
保障内容 | 限定的な死亡保障 | 死亡保険金+満期金 |
保険期間 | 長期間や選べる | 一定期間(契約期間) |
保険料 | 比較的安価 | やや高め |
返戻金 | 満期で積立金が戻る | 死亡時も満期時も支払われる |
途中解約時の注意 | 返戻率が低くなる場合あり | 元本割れしやすい |
まとめ:自分に合った保険の選び方は?
積立保険はコツコツ貯金感覚でお金を積み立てたい人、養老保険は万が一の保障もしっかり欲しい人に向いています。
もし将来的にまとまった資金を確実に得たい場合や、ご家族への保障をしっかり考えたい場合は養老保険が頼りになります。逆に保険料を抑えて、貯蓄性も感じたい人は積立保険を選ぶのがよいでしょう。
どちらも途中で解約したり、契約内容をよく確認しないと損することもあるので、保険のプロに相談しながら自分のライフスタイルに合った保険を選びましょう!
積立保険って、ただの貯金と違うの?と思う人も多いかもしれませんが、実は積立保険にはちょっとした工夫があるんです。保険会社が管理しているから、運用成績によっては戻ってくる金額が変わったり、保障が少し付いていたりします。だから単なる銀行の預金より長い目で見ると便利かもしれません。でも逆に途中でやめると手数料がかかったり、期待したほど増えなかったりすることもあるので注意が必要ですよ。