
食料品と食材の基本的な違い
まずは、食料品と食材という言葉の基本的な意味を理解しましょう。
「食料品」とは、食べるために販売されているすべての商品のことを指します。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで売られている食品や飲み物が含まれ、加工されたものから生鮮のものまで幅広く含まれます。
一方、「食材」とは、料理に使う材料のことを言います。つまり、料理を作るために用いられるものすべてを含み、食料品の中でも特に料理の材料として使うものに焦点が当たっています。
簡単に言うと、食料品は広い意味で食べ物に関する商品全般を指し、食材は食料品の中でも料理で使う材料に限定されるという違いがあります。
具体例から見る食料品と食材の違い
では、具体的にどのようなものが食料品で、どれが食材に当たるのかを見ていきましょう。
たとえば、スーパーで売られているお菓子やお弁当、ジュース、冷凍食品などは全て食料品です。しかし、これらの中で料理に使うための材料として直接使われないものは食材ではありません。
一方、野菜、肉、魚、調味料、お米などは、料理に使う材料なので食材に当たります。このように、すべての食材は食料品ですが、食料品の中に食材でないものもあるという関係です。
下記の表で具体例をまとめます。
種類 | 食料品 | 食材 |
---|---|---|
生鮮食品 | 野菜、果物、肉、魚 | 野菜、果物、肉、魚 |
加工食品 | 菓子、冷凍食品、缶詰、レトルト商品 | 調味料(醤油、砂糖)など一部 |
飲み物 | ジュース、牛乳、アルコール類 | 基本的に料理の材料としては使わないため食材ではない |
その他 | 弁当や惣菜 | 料理の完成品なので食材ではない |
ピックアップ解説
「食材」という言葉はよく料理の材料として使いますが、実は食材の中にも「調味料」と「主材料」があります。例えば、塩や醤油は料理の味を決める調味料で、にんじんや肉は料理の主になる材料です。この分け方を知ると、料理を作るときの材料選びがもっと楽しくなります。次に料理するときは、「今日はどの主材料と調味料を使おうかな?」と考えてみるのもおすすめですよ。