
体脂肪率と脂肪率の違いとは?基本をしっかり理解しよう
健康やダイエットの話題でよく耳にする「体脂肪率」と「脂肪率」。この二つ、言葉が似ているので同じ意味だと考えがちですが、実は少し違います。
体脂肪率は「体重に占める脂肪の割合」を指し、体全体の脂肪の割合を示す指標です。体脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪など体のあらゆる部分に存在し、それが体重の何パーセントを占めているかを示します。一方で脂肪率は体脂肪率とほぼ同じ意味で使われる場合もありますが、広い意味で脂肪組織の割合や脂肪の蓄積度などを示すことがあります。
特に日本の一般的な健康診断やフィットネス機器では「体脂肪率」という言葉が正式に使われています。ですから実際にはほぼ同義として使われていることも多いですが、専門的には測り方や範囲で微妙な違いがあります。
体脂肪率の正確な測定方法と注意点
体脂肪率は体脂肪の割合を正確に測るために体組成計や病院の機械を使います。
体組成計は電気の微弱な流れを体に通して脂肪と筋肉の導電性の違いから脂肪率を測定します。簡単に家で測れますが、体の水分量によって数値が変わるので、同じ状態で測定することが大切です。
医療機関ではもっと正確な方法として「DXA法(デュアルエネルギーX線吸収法)」や「水中体重測定法」など専門機器を使って測定します。とても正確ですが、一般にはあまり使われません。
体脂肪率は単に体の見た目の変化だけでなく、健康上のリスク判定にも役立つので、自分の数値を理解することは重要です。
脂肪率という言葉が使われる場面と意味の違い
脂肪率は専門用語として厳密な定義がないため、健康関連の話で使われることもありますし、食品の脂肪含有量を指す場合もあります。
たとえば食品の成分表で「脂肪率10%」と書いてあれば、その食品の重量に対する脂肪の割合を示します。
この場合の脂肪率は体脂肪率とは全く違う意味で、体の指標ではなく食品の栄養成分の指標です。
また、一般的に脂肪率と呼ぶときは体脂肪率と同じ意味合いで使われることも多いですが、専門的に言えば対象や測り方が違う場合があるので注意が必要です。
体脂肪率と脂肪率の違いをわかりやすくまとめた表
違いを理解して正しい健康管理をしよう
体脂肪率と脂肪率は似ているけど意味や使われ方に違いがあります。
特に健康やダイエットの話では体脂肪率として理解し、継続的に測定して身体の状態を把握することが大切です。
また脂肪率という言葉が出てきたら、何の脂肪率を指しているのかも注意して確認しましょう。
正しい知識を持って自分の体づくりや健康管理に役立ててくださいね。
体脂肪率の測定方法って、実はとても面白いんです。例えば体組成計は、体に微弱な電気を流して脂肪の割合を測ります。人の脂肪は水分が少なく電気を通しにくいので、その特徴を利用しているんですよ。だから測るときは同じタイミングで水分量を一定にしておかないと、結果が変わってしまいます。意外と理科っぽいですよね。ダイエット中は測定条件を揃えて、正しい数値をチェックしましょう!
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