
収入保障保険と所得補償保険の基本的な違いとは?
まずは「収入保障保険」と「所得補償保険」がどんなものかを簡単に説明します。
収入保障保険は、被保険者が亡くなったり高度障害状態になった場合に、遺された家族に一定期間にわたって毎月決まった金額が支払われる保険です。主に家族の生活費をサポートする目的で使われます。
一方、所得補償保険は、ケガや病気で長期間働けなくなった時に、働けなくなった分の収入を補うために給付金が支払われる保険です。働けない期間に生活費の不足を補填するための保険と覚えておくとわかりやすいです。
このように、収入保障保険は死亡や高度障害時の保証、所得補償保険は働けなくなった時の保証という対象と目的が異なります。
収入保障保険と所得補償保険の具体的な特徴を比較
ここでは両者の主な特徴を表にまとめて比較します。
ポイント | 収入保障保険 | 所得補償保険 |
---|---|---|
保障対象 | 死亡・高度障害 | 病気・ケガでの就労不能 |
給付金の種類 | 月々定額の年金タイプ | 就労不能期間中の所得の一部を補償 |
保険期間 | 定めた期間(例えば20年) | 働けなくなった期間中続くことが多い |
給付条件 | 死亡または高度障害発生時 | 医師の診断で労働不能と認定された場合 |
主な利用者 | 家族の生活保障を重視する人 | 自分の働けないリスクをカバーしたい人 |
この表からもわかるように、支払われるタイミングや条件、目的がはっきり違うため、加入時には自分の目的に合った保険を選ぶことが重要です。
どちらを選ぶべきか?失敗しないためのポイント
では、実際にどちらの保険を選んだらよいのでしょうか?
- 家庭の状況を考える
家族がいる場合は、もし自分が亡くなった時に残された家族が困らないように収入保障保険が向いています。特に子どもが小さい家庭や、住宅ローンが残っている場合は有効です。 - 自分自身の働くリスクをカバーしたい場合
病気や怪我で働けなくなった時の収入減を防ぐには所得補償保険が適しています。サラリーマンでも、自営業の人でも活用できます。 - 両方の保険が必要なケースもある
収入保障保険と所得補償保険は役割が違うため、生活のリスクを幅広く守りたい場合は両方加入することも検討しましょう。
まとめ
収入保障保険は死亡や高度障害になった場合に一定期間一定額が家族に支払われる保険、所得補償保険は病気やケガで働けなくなった期間の収入を補う保険です。
違いをよく理解し、自分の生活状況やニーズに合ったものを選ぶことが何より大切です。
保険選びに迷ったら、専門のファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。
不測の事態に備えて賢く備え、安心した生活を送りましょう。
「所得補償保険」という言葉、保険に詳しくない人には少しわかりにくいですよね。でもよく考えると、実はこれは“仕事が急にできなくなったときに、代わりにお金を補償してくれる”保険なんです。
例えば熱が長引いて休んだり、ケガで入院した時に働けなければ、その間お給料はもらえませんよね。この保険は、そんなときに収入の一部をサポートしてくれる心強い味方なんです。
ただ、保険会社ごとに保障開始までの期間や支給額の条件が違うので、加入前にしっかり内容を比較しておくことが大事です。
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