
リュウマチと痛風って何?基本を知ろう
リュウマチと痛風は、どちらも関節に痛みを引き起こす病気ですが、原因や症状が全く異なります。
リュウマチは、免疫の働きが異常になることで、自分の関節を攻撃してしまう『自己免疫疾患』です。一方、痛風は体内に尿酸がたまり、それが結晶となって関節に炎症を引き起こす病気です。
これらの違いをしっかり理解することで、早期発見や適切な治療につながります。
リュウマチと痛風の症状比較
リュウマチは、手足の関節が左右対称に腫れて痛むのが特徴です。
関節だけでなく、皮膚や目、肺などにも症状が現れることがあります。
痛風は、急に手や足の関節、特に足の親指の付け根が激しく痛み、赤く腫れます。
発作的に起こるのが特徴で、痛みは数日から1週間ほどで和らぐことが多いです。
表にまとめると次のようになります。
項目 | リュウマチ | 痛風 |
---|---|---|
痛みの場所 | 主に手足の小さな関節(左右対称) | 主に足の親指や足首、膝の関節 |
痛みの特徴 | じわじわと続く痛みやこわばり | 急激で激しい痛み(発作的) |
その他の症状 | 疲れや熱、全身の倦怠感 | 関節の赤みと腫れ |
リュウマチと痛風の原因や診断方法
リュウマチは、体の免疫システムが誤って自分の関節を攻撃してしまうことで炎症が起きます。
はっきりとした原因ははっきりしていませんが、遺伝や環境要因が関係すると言われています。
痛風は、プリン体の多い食べ物を大量に摂取したり、体内で尿酸が作られすぎると、尿酸値が高くなります。
尿酸が結晶化して関節にたまることで痛みを引き起こします。
診断には血液検査でリウマチ因子や尿酸値を調べるほか、関節液の検査やレントゲン検査も行われます。
治療法の違いと注意点
リュウマチの治療は、免疫を抑える薬や抗炎症薬が主に使われます。
早期に治療を始めることが関節の変形を防ぐポイントです。
痛風は、尿酸値を下げる薬や痛みを和らげる消炎薬が中心です。
普段の食事からプリン体の多い食品を控えることも大切です。
どちらの病気も自己判断せず、医師の診察と指示に従うことが重要です。
まとめ:リュウマチと痛風の違いを知って健康管理をしよう
リュウマチと痛風は、似たような関節の痛みを引き起こすものの、発症の原因や病態、治療方法が大きく異なります。
リュウマチは免疫の誤作動による慢性的な炎症、痛風は尿酸が原因の急性発作です。
症状に気付いたら、早めに専門医に相談し、適切な検査を受けることが大切です。
生活習慣の見直しや薬の使用で、快適な毎日を目指しましょう。
痛風って聞くと、”プリン”が関係してるって知ってましたか?実はプリン体という成分が多い食べ物をたくさん食べると、体内の尿酸が増えて痛風の原因になるんです。おもしろいのが、”プリン”って甘いデザートのプリンとは全然違う成分なんですよね!ちょっとした雑学ですが、体に影響する名前には注意が必要なんです。なので、痛風の人はプリン体の多い魚介類や肉類を控えることが大切ですよ。
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