
固定給と月給って何?そもそもの意味を理解しよう
仕事の給与について話すとき、「固定給」と「月給」という言葉をよく耳にします。
でも、この2つは似ているようで実は意味が少し違うものなんです。
中学生の皆さんにもわかりやすく説明していきますね。
固定給は、毎月一定の額が必ず支払われる給与のことです。
たとえば、働いた時間や成果に関係なく、毎月決まった金額が給料としてもらえます。
これにより、お金の計画が立てやすいというメリットがあります。
一方で、月給は毎月の給与のことで、固定給を含む場合もあれば、歩合給や手当などの変動部分も含めた金額を指すことがあります。
つまり、固定給は月給の一部という理解もできます。
このように、「固定給」は給与の性質を表し、「月給」は支払いの頻度や形態を表す言葉と考えられます。
固定給と月給の違いを具体的に知ろう
それでは、実際の違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
多くの会社では労働契約の中に「月給制」として給料が表現されています。
この月給の中には「固定給」と「変動給」があります。
- 固定給:変更されにくい、毎月決まってもらえる給料。
たとえば基本給や役職手当などがこれにあたります。 - 変動給:働いた成果や時間に応じて変動する給料。
例えば、歩合給や時間外手当(残業代)などがこれに含まれます。
このため、月給=固定給+変動給という式が成り立ちます。
固定給は常に決まっているお金、月給は実際に支給される基本給+各種手当や残業代などすべてを含んだお金、ということです。
下の表でよりわかりやすく整理してみましょう。
項目 | 固定給 | 月給 |
---|---|---|
意味 | 毎月決まって支払われる基本の給与 | 毎月実際に受け取る給与の合計 |
変動部分の有無 | なし(変動なし) | あり(残業代や歩合給など含む) |
給与の計算 | 一定の額で計算される | 固定給+変動給で計算される |
固定給と月給の違いを知って賢く働こう
ここまで見て、固定給と月給の違いがお分かりいただけたと思います。
では、この知識を仕事にどう活かすことができるのでしょうか?
固定給の良さは、お給料の安定感です。
毎月決まったお金がもらえるので、生活費の計画が立てやすく、安心感があります。
ただし、固定給だけだと努力や成果を反映しにくいため、やりがいを感じにくい場合もあります。
一方で月給は、その内容によっては成果や残業時間により増えることがあり、モチベーションアップにつながることもあります。
しかし、変動分が大きい場合は毎月の収入が安定しないこともあるため、注意が必要です。
自分の働く職場の給与体系をよく理解して、お金の管理や将来の計画に役立てましょう。
また、面接や履歴書で「固定給がありますか?」や「月給はいくらですか?」と質問すると、給与の仕組みをよく知ることができるのでおすすめです。
「固定給」という言葉は毎月決まった金額が必ず支払われる給与のことですが、実は会社によって含まれる手当や計算方法に違いがあることもあります。例えば、ある会社は基本給と役職手当を合わせて固定給と呼ぶかもしれませんが、別の会社では役職手当は変動給として扱うこともあります。給与の名称は似ていても細かいルールは会社ごとに違うため、固定給の意味を深く知るには勤め先の就業規則を確認するのが一番です。
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