
初任給と手取りの違いについて知ろう
<社会人になって最初に気になるのが「初任給」や「手取り」の金額ですよね。
でも、この二つの言葉の違いをはっきり理解している人は意外と少ないです。
実は、初任給と手取りは全く同じではないんです。
この記事では、初任給と手取りの違いについて、わかりやすく詳しく説明していきます。
初任給とは?
<「初任給」とは、新しく社会人になった人が会社からもらう最初の給料のことです。
この金額は基本給を中心にして、会社が決めた給料の総額が表示されていて、
「額面給与」とも呼ばれます。
ただし、ここには税金や社会保険料などが含まれている状態の金額なので、
実際に手元に入るお金とは違います。
手取りとは?
<一方で「手取り」とは、実際に銀行口座に振り込まれて、自分で自由に使えるお金のことです。
初任給から税金や社会保険料、厚生年金、健康保険料、雇用保険料などを差し引いた後の金額のことなんですね。
つまり、「手取り」は自分の実質収入ということになります。
初任給と手取りの金額はなぜ違うの?
<初任給と手取りが異なるのは、税金や保険料のためです。
具体的には以下の費用が差し引かれます。
- <
- 所得税 <
- 住民税(通常は2年目以降から発生するため初任給ではかからない場合もある) <
- 健康保険料 <
- 厚生年金保険料 <
- 雇用保険料 <
これらの控除は会社が代わりに支払ってくれており、その分は自分の給料から差し引かれる形になります。
<税金や保険料の目安についての表
<種類 | 控除の内容 | 目安の割合 |
---|---|---|
所得税 | 収入に応じて変動 | 5~10% |
健康保険料 | 健康保険の加入費用 | 約9~10%(労使折半) |
厚生年金 | 将来受け取る年金のため | 約18%(労使折半) |
雇用保険料 | 失業時の支援 | 約0.6% |
ここで大切なのは会社と自分で半分づつ払うことが多いため、
実際に引かれる金額は給料の約15~20%程度になる場合が多いということです。
まとめ:初任給と手取りの違いをしっかり理解しよう
<初任給は会社から提示される給料の総額、手取りはその中から税金や保険料を引いた実際に受け取れる金額です。
会社の給与明細を見ると、その差がわかりやすく出ています。
新社会人はとくに「手取り金額」を意識して生活費や貯金計画を立てる必要があります。
この違いを知らずに「初任給=使えるお金」と思うと、生活が苦しくなることもあるので注意しましょう。
手取りという言葉を聞くと、「結局いくらもらえるの?」と気になってしまいますよね。実は、手取りは給料の「本当のお財布に入る額」。初任給の額面から税金や社会保険料を引いたものなんです。面白いのは、これらの保険料は自分が払っているつもりでも、実際は会社も半分負担している点。だから実は、給料の約2割がそうした社会の仕組みに使われているんですね。新社会人にとって、手取り額を知ることは自分の生活設計の第一歩と言えるでしょう。
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